【3分でわかる】『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』レビュー
【あらすじ】
主人公のマイクは、幼い頃目の前で弟を攫われ、その時の夢を今でも繰り返し見続けていました。
夢を繰り返し見続ければ、いずれ犯人の顔を思い出すかもしれない。
そう思って過去の夢を見続けるものの、夢はいつも弟が車に乗せられ走り出すところで終わってしまいます。
十分な睡眠がとれないせいで、神経が過敏になっているマイクは仕事についてもすぐに問題をおこして解雇されてしまい、ついには職につくことも困難になってしまいました。
両親と死別し、歳の離れた妹のアビーを養うためにはどうしても仕事が必要だったマイクは、藁にもすがる思いで相談所に出向きます。
そこで紹介されたのは、あるピザ屋の夜間警備の仕事でした。
低賃金で拘束時間は長い。
好条件とは言えませんが、マイクはその仕事を受けることを決めます。
80年代に作られたそのピザ屋は、かつて機械仕掛けのマスコット達と遊べることが話題となり繁盛したそうですが、5人の子供が行方不明になったことで閉鎖され、今は廃墟となっていました。
ただ警備室で監視カメラを見ていればいい。
楽な仕事のはずでしたが、次第にマイクはピザ屋の異変に気づいていきます。
夜毎聞こえる奇妙な音。
ひとりでに動き出すマスコット達。
はたしてマイクは無事にピザ屋から出てこれるのでしょうか。
続きはぜひ映画でご覧ください!
【みどころ】
1)ゲームの再現度
本作は『Five Nights at Freddy's(ファイブナイツアットフレディーズ)』というホラーゲームを原作としています。
シナリオはほぼゲームと同じですが、一つ決定的な違いがあります。
それは、ゲームでは警備員室から出ることができないのに対して、映画版では自由にピザ屋を歩き回ることができるということです。
ゲームを忠実に再現して欲しい!という方にはすこし物足りないかもしれませんが、その代わりカメラでしか見ることができなかった室内をより細かく見て回れるのでアトラクション感覚で見る分にはとても面白いなと思いました。
また、マスコット達のビジュアルやゲームオーバーになったときの演出、マスコット達が近づいてくるときの音などは忠実に再現されているので、ゲームの雰囲気が好きだ!という方も十分楽しめる作品だと思います。
2)夢と現実のリンク
本作で重要になってくる『夢』。
マイクは夢を通じて、ピザ屋の異変に気づいていきます。
繰り返し見ていた弟の夢が、警備員の仕事をした途端少しずつ変わっていき、そして夢で起きたことが現実にもリンクしていくのです。
夢で負った傷は現実世界にも反映され、そしてそれは妹のアビーにも影響していきます。
見ている夢が少しずつ狂気に染まっていくところが、リアルでゾクっとするので、今から見る方は楽しみにしてみてください。
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