フェミニズムという言葉を知る

臨死!江古田ちゃんを読んでいたのでTwitterで漫画家・瀧波ユカリさんをフォローしており、その関係で「わたしたちは無痛恋愛がしたい~鍵垢女子と星屑男子とフェミおじさん~」を読んでおりました。
最新話の一話前が無料公開されていて、最新話が気になりすぎて&sofaに登録し購入。
そのうち他のページも見るようになり、アルテイシアさんの著作を知りました。
読んだ本は「ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法」「モヤる言葉、ヤバイ人 自尊心を削る人から心を守る『言葉の護身術』」。

まず最初の感想として
「フェミニストって女性主義者って意味じゃないんだ!?」
です。
そもそもフェミニズムやフェミニストでググると「『女性』解放思想」や「女性『の』権利を認め~」といった具合に『女性』が主体で出てきますが、本を読んでいくと性別で縛り付けない、男女共に性別で決め付けられかけられた呪い(男性なら『男が泣くんじゃない』『男のくせに~』等々)からの解放がフェミニズムなんだと。
なのでまず「フェミニスト」で検索すると「女性」に焦点が当てられているから認識の分断がされてしまう、検索ではなく本やコラムという文章を読むところまでいかないと「現代のフェミニズム」の意味に到達できないのがよろしくないなあと思いました。

フェミニズムとジェンダー問題は切っても切り離せないので、フェミニズムの中には男にかけられている呪いからの解放も含まれとるんやで……と、したり顔で言いたくなりました。
かけられている鎖が繋がっているので、片方の鎖が外れればもう片方も外せるようになっている。というか両方の鎖を外さないとあかんねんと。

ヘルジャパンと表記されているように、知れば知るほどなんてムカついて生きにくい昨今の世の中のことよ……。
しかし幸運にも選挙制の民主主義国家であるので。
本を読んで言葉を知って勉強して選挙にいって声を上げることができるのです。
時間がどれだけかかるかわからないけれども、少なくとも同性パートナーシップ制度はできたし。
しかし現政権の腰が重いこと重いこと。自分の党の元首相が殺害されてもあまり変わらないって逆にすごいことじゃね?こちらはジェンダーとか関係ない、宗教問題でしたけれども。しかしまだズブズブなんですかね?根底の思想がその某宗教のままっぽいですけど。
なにをそんなに頑ななんでしょう。
同性婚、認めちゃえばいいじゃない。昔の日本の家庭が文化が~とか、そもそも更に昔を遡ったら小姓どうなんねん。武士の嗜みやぞ。大好きなサムライやぞ。まあ現代では小児性愛になってしまうのでアウトですけれども。

一時期話題になっていた女性専用車は不平等だとかいう話。
男性専用車両を作ればいいじゃない。
そこにいれば全員男性だから、痴漢冤罪は起こらない。
もっとも、性加害の95%が男性、性被害の10%が男性なので、男性専用車両内で男性に対する痴漢行為が発生しないかと考えたら、絶対にNOとは言えないし、その時男性は女性よりも声を上げにくかろうなと思います。
声が上がらないので痴漢冤罪も起こりえない。かもしれない。
なんという地獄 is ヘル。
本にあったように善良なる市民は男女共に「性加害をやめろ!」と声を上げ、見て見ぬ振りをしない社会にすることが根本的な解決なんでしょうね。


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