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分身ロボットカフェDAWNで気づいた、病気を防ぐために必要なのは「人と話す」

2021年6月21日、日本橋にオープンした「分身ロボットカフェ常設実験店DAWNver.β」に行き、テレワーク時代や病気を防ぐために必要なのは「会話する」ことではと感じたので、実際に行ってみた感想をシェアします。

分身ロボットカフェ常設実験店DAWNver.βとは?

ロボット2

「すべての人に社会とつながり続ける選択肢を」をコンセプトに、日本橋にオープンしたカフェです。難病や重度障害で外出困難な人々が、「OriHime-D」というロボットの中に入り(実際は遠隔で操作しているのですが)、来店したお客さまの注文をとったり、会話をしたり、飲み物を運んでくれます。

OriHime接客席は予約が必要で、私は予約して行きましたが、予約不要の席もあります。来店した当日は、メディアの取材も入っており、人気の高さを伺えます。

OriHimeパイロットたちが口を揃えて言っていた「人と話しができる楽しさ」

つながる

私の席で接客してくれたOriHimeパイロットは、20代前半の女性の方でした。現在は車いす生活をされているとのことですが、SNSを交換した際、数年前まで普通に歩いていた頃の写真がUPされていて、胸が熱くなりました。

正直、どこまで聞いてよいのか迷いましたが、なぜOriHimeパイロットをされているのかなど、30分ほどお話しして楽しい時間を過ごすことができました。

店内には、各座席に小さなOriHimeパイロットと、飲み物やパンフレットを運んでくれる大きなOriHimeパイロットがおり、私は3人のOriHimeパイロットとお話ししました。
3人とも、さまざまな事情がある中、OriHimeパイロットとして働いていて楽しいのは「いろんなお客さまと話しができること」。家の中にいると、なかなか人と接する機会がないので、いろんな方と話しができる「仕事のやりがい」をおっしゃっていました。

DAWNver.βの料理メニュー

ローストビーフ

肉好きのオリィ研究所所長・吉藤オリィ氏がこだわりを持っているローストビーフが看板メニューです。
私は野菜不足が続いていたので「季節野菜パワーサラダ(ローストビーフ)」を注文しました。トッピングはローストビーフ/マグロ/ベジタリアンを選べます。

サラダですが、ボリュームたっぷりでお腹いっぱいになりました。ローストビーフはもちろんですが、サラダもとてもおいしかったです。

ベジタリアンが選べるのはうれしいですね。先日ベジタリアンの方がいる食事会があり、それを知らずに鶏料理の店を予約し、大変申し訳ないことをしてしまいました。ベジタリアンは日本でも徐々に増えてきていることを実感しています。

【まとめ】人と話すことで防げる病気がたくさんある

さんごうつ

今回の来店で感じたことは、「人と話すことで防げる病気もあるのではないか?」ということです。

コロナ禍において、産後うつが激増したと聞いていますが、他人とコミュニケーションをとる手段が減ってしまったことが原因と言われています。

人はいずれ歳をとり、身体的に衰えていきます。新型コロナウイルスのような目に見えない敵が、またやってくるかもしれません。
Zoom・Teams・Clubhouseなど既存のツールをどう活用していくのか。それとも新たなツールでコミュニケーションを図っていくのかはわかりませんが、「社会的つながり」を強化するためにもう少し課題を深堀りしながら解決策を考えてみたいと思います。

無題

ちなみに産後うつに関して、知り合いの徳島大学の医学部生が、産後うつの理解を深めるためのクラウドファンディングを実施しています。私も寄付しましたが、素晴らしい取り組みですので、ご興味のある方はぜひサイトを覗いてみてください。