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【更年期⑧通信】FemtechFes!2022で気になった更年期製品&サービス8選

2022年10月14日~16日に六本木で開催されたFemtech Fes!2022。気になった更年期製品&サービスを、会社名アルファベット順で紹介する。

Femtech Fes!2022の骨盤底筋&尿漏れ対策のプロダクトはこちら↓

Femtech Fes!2021の更年期プロダクトはこちら↓

①【英】(BECOME)Anti-Flush Short Sleeved T-Shirt

ホットフラッシュなどで身体が暑くなると、皮膚の表面から熱を吸収し、放出する衣類で特許取得済み。

②【米】(Elektra Health)Elektra Health

プレ更年期、更年期向けの医療カウンセリング、コミュニティサービスを提供するヘルスケアプラットフォーム。
80%の女性が更年期障害に悩まされているが、そのうち75%が適切な解決策に辿りつけていない。

③【星】(Elocare Pte.Ltd.)Elocare

更年期のホットフラッシュ、心拍数増加、発汗等の症状を記録できるウェアラブルデバイス。アプリと連動し、症状を検出・追跡することで、個人に併せた治療プランの提案・医療サービスへのアクセスを提供する。

シンガポールは、日本以上に少子高齢化が進んでいると言われる中、アジア発の更年期デバイスに期待が高まる。

④【米】(Embr Labs)Embr Wave 2

腕につけるデバイスから脳に信号を送り、ホットフラッシュを落ち着かせることができるもの。実際に筆者がつけてみた感想を以下のnoteで紹介しているので、参考にしてほしい。

⑤【米】(Lisa Health)Lisa Health

プレ更年期、更年期女性を包括的にサポートするアプリを提供。
米国では更年期向けの包括的なアプリが増えてきているが、日本は過去にルナルナが「ルナルナエイジング」という更年期向けサービスを提供していたがクローズ。
「症状のデパート」とも言われる更年期症状・更年期障害を、どのように把握・管理するかが求められている。

⑥【米】(Menopod)Menopod

ホットフラッシュを軽減するデバイス。数秒で冷たくなり、首筋に当てることで、ひんやりした感覚を提供。

⑦【米】(Origin)Origin Physical Therapy

妊娠、産後、更年期、セクシャルウェルネスに特化した、骨盤底筋をはじめとする全身の理学療法を提供するオンライン&対面プログラム。

⑧【日】(TRULY)TRULYセルフチェック

公式メディアサイト、LINEチャット相談、フェムテックラーニングを提供。2022年CBインサイツのフェムテックカオスマップにも登場している、日本を代表する更年期向け企業。

【まとめ】10月18日世界メノポーズデーに向けて

更年期障害は、いくつもの症状が次々と出るため、症状によって内科、整形外科、精神科などを受診するドクターショッピングの問題がある。
更年期障害が病気としてとらえられていない、認知度が低いなど、さまざまだ。

毎年10月18日は、更年期の健康にかかわる情報を全世界へ提供する「世界メノポーズデー」。高齢化社会の到来を受けて、1999年に国際閉経学会において採択された。

日本女性医学学会では、10月18日からの1週間を「メノポーズ習慣」として、社会への理解促進を目指したさまざまな活動を行っている。

今回のFemtech Fes!2022を通じて、少しでも更年期に関する認知度が上がり、社会の理解が深まることを期待したい。
筆者自身も引き続き情報発信を行っていきたいと考えている。