時代が変わろうとしている今だから 物事を表層で見てはいけない


一連の闇営業問題での宮迫さん田村さんの

会見をみて思う所を書いていきます

この件には、様々な要因が含まれているのでまず、整理します

1.所属芸人が闇営業という 吉本への裏切り

2.闇営業の先が反社会勢力だった事での世間への裏切り

3.虚偽を話した事での相方, 芸能界の仲間に対する裏切り

4.事が大きくならなかったら 反省しなかったという事実

5.会見の件でパワハラをする吉本興業

6.謝罪会見の趣旨が吉本の内情 暴露にとって代わってしまった事

7.6を見た世間が彼らに 同情する事実

8.芸人は闇営業でもしないと 生活が出来ないという事実


などなど原因を紐解いていくと様々な要因が含まれています

その一連の事実が塊になり上書き更新された事実を

その時に受け取った感情だけが正になるような

世間の目が変わってしまう事に何ともやるせない気持ちになります


私は、宮迫さんも田村さんも特に嫌いでも好きでもないが

今回の会見は、スケープゴートのすり替えという感が否めません


スケープゴートとは?

"贖罪の山羊"と言う意味の聖書の言葉で

「集団内の不平や憎悪を他にそらす為、罪や責任をかぶらされ迫害される人」の事


きっと会見をした二人は、

そんな意図すらなく事実を伝えたのだと思うし、実際に吉本興業への感謝も

あるかと思うのですが、上記の1~4の事実は

彼らが作ったものである事を忘れてはいけないと思います


想像で物事を書いてはいけないですがこの闇営業やギャラ飲みという物は、

1度や2度ではないでしょう。その事実を横に置き、結果として

吉本興業というスケープゴートに世間の反応が彼らを擁護する方向に

行っている事にある種の気持ち悪さを感じます


何をどう捉えるかは、その人の自由だと思うけれど

「火のない所に煙は立たない」のです


私達一般人は、突然解雇されたり、社が潰れたり、

精神を追い詰められる様な世の中を生きているのです


歌手だって芸人だって俳優だって、

芸をする人の前に

「普通の人」で

その芸事が無い場所で、そこにいるだけで

お金がもらえる事の方が常識から

考えてみておかしなことです


では、エンタメ業界の人が何故、こういう事に巻き込まれるのか?


それは、特別にされる事やお金をもらう事に慣れていった背景が

あると思います


お金やパワーという物は人を変えます

使い方を間違えてしまうと

関係性さえ醜く変える事象を引き起こします


世の中は、全て需要と供給のバランスで出来ています


例えば、

町の飲食店で芸人Aさんが食事をしたとする

その店のオーナーは、とても喜び店に来てくれた事に感謝して

Aさんにサービスの1品を差し出したり特別扱いをした

そして店のオーナーは、芸人Aさんにサインをもらって店に飾り、

それを見た他のお客さんがSNSで拡散し店はより繁盛した


こんな事は、世の中に掃いて捨てるほどある事実でしょう

今回のギャラ飲みや闇営業も相手や事の大きさが違うだけで

需要と供給のバランスが成り立っていたから

起きた事実である事に変わりがありません


宮迫さんらには、どこかで

「自分達は存在するだけで特別」

というエンタメ業界特有の傲慢さがあったのでは無いでしょうか?


それは、長い間、彼らの所属していた吉本興業に擁護されてきたから

出来てしまった心のスキかもしれません


しかし、自分が特別だと思い込む事では、芸は磨かれていかないのです


きっと、会見した二人の素はいい所も沢山ある人なのだと思いますし

特に、田村亮さんにはそのピュアさに以前より、好感があります

痩せてしまっていたけれど余分な物が削ぎ落とされたような

彼本来の素が見えました


しかしながら、二人とも50歳近い大人です

「初期の段階で事の重要さに 気が付けなかった」

そんな芸人にしてしまった人としてきちんと教育出来てない

吉本興業の会社という組織としての責任が明るみに出ました


その位、

"有名である"

"テレビに出ている"

という事は無形の資産を持っているという事なのです


その人的無形資産を扱っている

吉本興業の経営の頭が古い事や

テレビ業界の古い常識を見直され無ければいけない


この吉本興業やジャニーズという芸能界の

ブラックボックスが少しずつ見えてきている今の時代

大きく流れが変わろうとしています


業界のウミが出る事で日本のエンタメ業界が更なる進化を遂げる事

そして宮迫さん、田村さんについては

どんな人も間違いをおかすし、それを不用意に責める事をする必要は、

なく、ちゃんと、間違いに気がついて

リセットしていけばそれでいいのだと思います


お二人が人としても更なる飛躍をされる事を

節に願っています

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