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めぐるピープル17「IB style」

こんにちは。めぐるスイッチ・まつもんです。地域で活動する人たちを紹介していく連載記事「めぐるピープル」。今回は板橋のアンダーグラウンドな情報を発信するという、ちょっと変わったコンセプトの「IBstyle(アイビースタイル)」です。運営するINOKEN(イノケン)さんに、このアングラ情報サイトがなぜ生まれたのか、その経緯や思いについてききました。


もはや「板橋好き」はその時点でアンダーグラウンド?

「IBstyle」はINOKENさんの仕事をふくめた個人サイト「Space Cowboy Entertainment」の1コーナーとして2021年に設立。1人で執筆を続け、すでに70本近い記事が掲載されています(2022年7月時点)。

板橋区全域で、歴史探訪な記事、公園で遊んでみたなど、さまざまな話題を取り上げるほか、LINE対話のような形式の記事など表現も多彩。最近は、インタビュー動画も始まり、いっそう深堀りの内容が増えています。

話題の幅が広いサイトだけに、INOKENさんのアンダーグラウンドってどんな位置付けなのか気になりますよね。率直に聞いてみると「最近は思うままに取材し、記事にしています」という意外な答えが。

「当初は板橋のあまり知られていない良さを発掘したいと思ったのですが、板橋好きな人たちと話していたら"板橋を好きな時点でアングラだよね"と言われ、本当にそうだなって(笑)」
たしかに。アングラという言葉選びですでに、その板橋愛を見事に表現しているのかもしれません。


故郷の地元誌「あわわ」の楽しさが忘れられず

板橋愛にあふれるINOKENさんですが、じつは四国のご出身。奥さんが板橋在住で、結婚を機に板橋区民になりました。そんな彼が板橋の情報サイトを立ち上げたのはなぜでしょう? きっかけは、地元の徳島県で人気のローカル誌「あわわ」の存在でした。

「(あわわは)本当に地域の老若男女に愛される雑誌で。ここの街角スナップに載ると周囲に自慢できた。自分の高校時代には、クラスメートが誌面のコンテストに出場し、学校中が白熱しました。どの世代でも県民生活の中心にある雑誌だったんです」

情報メディアを通じて、地元同士がつながる楽しさと喜びを、板橋区の人とも分かち合いたい。

「だから私の場合、地元情報サイトを作りたいって思いが先にあって、活動の中でいろんな板橋の魅力や人と出会ったんです。板橋愛を持つ人がたくさんいることを実感し、その方達が自分を受け入れてくれる事にも感激し、もっと板橋が好きになりました」


気軽に想いを発信し、共有できる場をつくりたい

ウェブサイトのほかに、Youtube、twitter、Instagramでも精力的に発信している「IB style」。自身を「人見知りで」と評価するINOKENさんですが、他人の経験や想いに耳を傾けて、じっくり聞くのは大好きなんだとか。今後は、Youtubeでスタートさせたインタビュー企画「板橋と人」をさらに広げていきたいといいます。

また、Twitterの発信もこまめなので、要チェックです。

将来的には「まちのコアな内容を中心にしたイベントもやりたい」と語るINOKENさん。彼が、板橋区のみうらじゅん的な存在になる日が来るかもしれませんね!

IB style運営 INOKENさん

公式サイト:IB Style(Space Cowboy Entertainment内)
写真提供: INOKEN
取材日:  2022.7.13(記者・まつもん)
活動種別: 地域交流、 文化・芸術

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