旅先で感じる夜の顔

どうも、やんじぇです。

泊まりで旅行をする際、必ず宿泊先を抜け出して夜間徘徊をするようにしています。

昼の顔と夜の顔、その土地には必ず二面性がある。観光客で賑わっていた街も、夜には怪しい夜の街に早変わり。

海外の夜は危険と隣り合わせですが、親が運良く屈強な男に産んでくれました。その恩恵をフルに活かして、出来る限り色んな体験を積んでおこうと。

あるときは治安の悪いナポリで地元のBARをはしご

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2  寺山修司に出会って

私が寺山修司を知ったのは多分16歳のとき、クリープハイプの尾崎世界観さんが雑誌で触れていたことで興味を持ったのが最初。
調べたら青森の人で親近感が湧いた。

どうやら文庫本が幾つか出ているらしいと、すぐに本屋で「書を捨てよ、町へ出よう」「家出のすすめ」を買った。

ページをめくっては、一つひとつの文章を何度も繰り返し読む。当時の私にとってそれほど奥深いもので、胸に刺さる言葉の数々に魅了された。

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アンダーグラウンド

映画「アンダーグラウンド」

1995年のフランス・ドイツ・ハンガリー・ユーゴスラビア・ブルガリアの映画です。

いろいろなヨーロッパの国が、共同で製作してます。それだけ完成までに紆余曲折があったのですね。

監督は大好きなエミール・クストリッツァです。

物語は3つの章からできてます。

ナチスが横行しているヨーロッパが舞台です。ふたりの男がいます。共産党員のマルコと、電気工のクロ。

マルコは

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case01-18 :家庭

「狩尾はわたしですが」
「…は?」

一瞬何を言っているのか分からなかった。軽く30歳ほど老けてしまったのか?いやまさかそんなわけがない。

「狩尾明代さん?」
初老の女性はふっと目を伏せると
「…もしかしてまたあの子は何かしたんですか」
と答えた。

なるほど、<母親>か。一瞬混乱してしまったがそう見るのが普通だ。恐らく狩尾の子供であろう女の子は狩尾の母親の斜め後ろに下がり、どこか冷めた目

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case01-17 :訪問

新川崎駅。19時。

川崎駅はかなり発展した印象が強いが、新川崎となると雰囲気がだいぶ違う。寺や神社、住宅街が広がるいわゆる何の変哲もない街だ。ちょうど武蔵小杉での貸付予定が済んだ後、その足で新川崎に向かったのだった。

結局、返済日である25日が過ぎた後、狩尾から連絡は来ないままだった。経験上だいたい3日以内に連絡が来ない場合は、ほぼ逃げたと思って間違いない。今の時代、コンビニだろうが何だろ

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case01-16 :暗転

3月、日差しも暖かくなり過ごしやすい日も出はじめ、狩尾とも次第にとりとめのないくだけた会話が増えていた。

貸してる側・借りてる側の関係ではあるものの、狩尾に限らず返済日に至るまでは可能な限りは<普通の対応>を心掛けている。相手が人ということを忘れてしまうとどこまでしてしまうか分からない。

『今日は動物園いってきましたよ!』
『昨日きたお客さんが嫌で嫌で…もう出勤したくないです…』
『トーアさん

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屋台オブソロウ-4

湯気が頬を濡らすスープを、一口含んだ時だった。
 舌に張り巡らされた味覚神経は、その雷鼓をけたたましく鳴り響かせ、大気を切り裂くように脳神経へと伝達させた。
 その衝撃は、コーラにメントスを入れた時の様に多大な唾液を分泌させ、口いっぱいに広がった香りは鼻腔を擽り、溜息すら吐かせてしまった。
 その衝撃を、俺は一言で済ませた。
「なんだこれ……美味すぎる!?」
「そうでしょう、そうでしょう」
 さも

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今知るべき、知られざるRAVE—Sekki

突然だが、RAVEの”今”と”これから”の話をさせてもらう。

まず皆んなに考えて欲しい、RAVEカルチャーの総本山は今どこにあるのか?

5秒悩んだ貴方に単刀直入に教える。

”ウラジオストク”それが答えだ。

疑問を持たれる方も少なくはないだろう。それもそのはずウラジオストクのRAVEシーンはインターネット上にシェアされた形跡が一切ないのだ。SNSの発達した昨今において半ば信じがたい事である。

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アンダーグラウンドテクノシーン  in Kyiv(🇺🇦)

『CXEMA』の存在

ウクライナ首都キエフに若者を熱狂させるオーガナイザー「cxema」は、この国のアンダーグランドシーンを語る上でかかせない。
2014年スタートした彼らの主催するイベントは、不定期で場所もバラバラであり、例えば2017年スケートパークから映画撮影スタジオ、橋の下...等と目立つことない都心部からすこし離れたところで国内のDJをオーガナイズしている。
情報を知るのはHPを見るか

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case01-15 :食事

確かに今日は何も食べていなかった。

しかし俺はそもそも基本的に1日1食、もしくは3日2食程度の食事量というエコ生活なのだ。あまり空腹も感じてもいなかったが、お言葉に甘えて<俺の金で奢られる>という不思議な話が始まった。

「西船橋やけに詳しいな」

狩尾は都内でも西側だ。西船橋という駅を使うことはあまり考えられなく不思議に思い、言いかけたところで口をつぐむ。上川に呼び出されたことがあるのかもし

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