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一夜限りの関係の彼に教えてもらったこと

こんにちは、めぐしです。

今日は突然ですが、
死についての話になります。

というのも、
知り合いががんで亡くなったのを
YouTubeで知ったからです。

知り合いといっても、
一夜限りの関係みたいなものですが。。

一夜限りというと、
語弊を招く言い方なので
ちょっと説明させてください^^;







あれは今から8年前の
ある東京でのセミナーの日、
僕は彼と出会いました。

記憶は定かではないのですが、
おそらく懇親会か二次会で出会ったと思います。


そして二次会が終わり、
次の日もセミナーがありました。

他の人達が、
その日泊まる宿に向かって歩みを進める中、
宿を決めていなかった僕たち二人は、
そのままとりあえず次の日の
セミナーの近くまで移動することにしました。

時間は0時を回っていたと思いますが、
お腹がすいたということで
一緒にラーメンを食べたのは
今ではいい思い出です。


その後、
お互い別々の宿をとり、
お別れをしました。

たぶん次の日も言葉を交わしたはずなんですが、
その一夜の印象が強いので覚えていません。

なので僕からしたら一夜限りの関係なんです。


そして、
その時を最後に彼とは連絡をとっていません。

でもその彼との短い時間の中でも
彼の人間性は出ていました。

二人で歩いていた時に、
すれ違いざまに誰かが落とした
大量のチラシかゴミみたいなものを
全部拾おうとしたのです。

行きかう大勢の人達は誰一人拾わない中、
そしてそれを落とした本人さえも、
気付かずか別に気にせずスタコラ歩いて行く中、

彼はそれをせっせと拾いはじめたので、
僕もつられて拾いました。


「別に関係ないんだからほっとけばいいのに」

的なことを言った僕に対して彼は、

「僕、こういうのほっとけないんです」

と言った彼を、
僕は8年経った今でもよく覚えています。



普通だとスルーする状況です。

僕も一人だと確実にスルーしていました。


でも彼は周りの目を気にすることなく、
とっさにそういう行動をとれる彼の姿に、
僕はピュアで真っ直ぐな人間性を感じたのでした。





そして最近YouTubeをしていることを
偶然発見し、見てみると、、

闘病生活を健気に発信する彼の姿は、
たくさんの人を勇気づけていました。

その姿を、
「彼らしいなぁ」
と思いながら陰ながら応援していました。

ですが、、
その彼がつい最近亡くなったことを知りました。



一緒に過ごした時間はわずかでしたが、
少しでも彼と共有した時間があった僕にとって、
彼が教えてくれたものは凄く大きいです。


「周りの目を気にせず、
 自分の思った道を突き進んでください」


「自分を発信して、
 誰かを勇気づけてあげてください」


「今この瞬間を大切にして、
 一日一日悔いのないように生きてください」


そう教えてもらったような気がしています。

ありがとう。



彼の生きた証は、
間違いなく僕の胸にも残っています。







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