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5番目の季節

土曜日はしんだふりをする。ばらばらと落ちてくる善意に当たらない様に、当たっても痛くないように、そっと、この世界から自分の居場所をなくそうと勘違いをしてみる。

いつか、いつの日か、って真っ白な未来に一縷の望みを託して朝を迎える。そう期待することで心が救われる部分もあるし、傷口から光が漏れるくらいには、まだまだ図太いみたいです。

勝手に儚さを見出して、つま先から頭頂までどっぷりと浸かって、満足して、乾いて、そしてまた触れてしまう。

彼のいない舞台を観たとき、わたしは一体どんな感情を抱くのだろうか。なんにせよ、答えはもうわかっているのだけれど、そうドラマチックに言ってみたら世界がまだ煌めくような気がする。



君が出てくる物語が大好きだ。
一生読み続けていたいし、早く続きが知りたい。
でも、今はまだ先の物語は読めなくてもいい。
だって、好きな物語は何度読んでも好きだから。
そうしてまた一番下の本を手に取る。


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