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「自由」について学ぶ

物事は、なにがきっかけになるかわかりません。

ちょっとしたツイッター上での軽口で「自由からの逃走」という話題が出てきて、よくよく考えると同名のエーリヒ・フロムの有名な著作を読んでいなかったのだったと注文したのが先々週のことです。

それはちょうど、私が自分の将来について重大な決断を迫られているタイミングだったこともあり、私の悩みを自由について、責任についてという深みにおいて捉え直す契機になったのでした。

哲学は、それが本当に切実な現実の問題と突き合わせて考えることができるからこそ、実際的な意味付けをもってきます。いま私は、本書ともう一冊の本を通して、もう一度「自由」という問題について考え直す時期に差し掛かっているのです。

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