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生きる覚悟と死ぬ覚悟

人間は、自らが死ぬことを知っている唯一の動物である、と言われている。霊長類は自暴自棄になって炎の中に飛び込んだりすることもあるらしいので、直観的には彼らもわかってはいるのだとは思う。

自分以外は全員平然と生きているような気がする。それは被害妄想だ。みんな困難を抱えている。しかし、生き抜くことを前提に生きている人と、そうでない人の差は、結構大きい。

生き抜くと決めた人は、よりよく生きることを常に考える。それはその人間の強さにもなると思う。

一方、いつ死んでも構わないと心のどこかで思っていると、胆力がなく、ふんばりがきかない。ただ、思い切りの良さもなく、生きることをためらい続けている。それは揺れ続ける。本人にとっても苦しい。死ぬ覚悟もないのに、死を思うことでただただ消耗する。

わたしには死ぬ覚悟がないのだな、と改めて自覚する出来事があった。そう思えたことで、少し楽になれた。

そのあと、伊藤絵美さんの『セルフケアの道具箱』を読み、さらに心理的に楽になれた。また、別の機会に読書感想文を書きたい。

チップをいただけたら、さらに頑張れそうな気がします(笑)とはいえ、読んでいただけるだけで、ありがたいです。またのご来店をお待ちしております!