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この世界を創った神様は「悪」なのか?

かつてキリスト教の異端派であるグノーシス派の人たちは、「この世界には悲しくて辛いことがたくさん起きるから、この世界を創った神様は悪だ」と考えました。
ですがその考えは適切ではありません。

なぜこの世界には戦争や殺人などネガティブなことが起きるのか?
それは、私たちが成長するためです。

私たちがこの物質世界に生まれてくる理由は、魂を成長させるためです。魂の故郷であるあの世では、考えたことがすぐに現実化するため、他人と競い合ったり争ったりする心が生まれず、成長に繋がりません。だから私たちはこの世に生まれてくるんです。

この世では、自分にとってポジティブな経験ばかりしていると、魂は成長しません。ポジティブなこととネガティブなこと両方を経験することで、私たちは学びや成長を得ることができます。

私たちが成長するにはネガティブな現象が必要不可欠です。これまでの人類の歴史において辛いことや悲しいことは無数に起きてきました。ですが、人類はそれら無数のネガティブを経験することで、命の大切さや平和への望みを知ることができました。
過去の悲惨な経験があったからこそ、今の私たちがいるのです。

それは個人レベルにも言えることです。
ネガティブな出来事に直面することは人生の中でたくさんあります。大切なのは、ネガティブな経験や感情を頭ごなしに否定して、忘れることではなく、ネガティブを受け入れ、手放すことです。ネガティブな感情を抱く自分を認めてあげることです。

私たち人類はこれから、オープンコンタクトとディスクロージャーを経て、次のレベルに一段階上がります。ですが、宇宙への門戸が開かれ、多くの宇宙存在たちと交流することになっても、この世界からネガティブな現象は無くなりません。

この宇宙には光と闇の両方が必要だからです。闇があるから光は輝くことができます。

私たちがこの先の新時代に進む中でやるべきことは、ネガティブな出来事を否定したり撲滅したりすることではなく、ポジティブとネガティブ、つまり光と闇を統合し、調和のとれた世界を築くことです。

遠い宇宙のどこかでも戦争は起きています。この世界から闇を取り払うことはできません。光と闇の両方が必要だからです。また、光に触れるには一度闇の中に沈む必要があります。大きく飛躍する前には一度しゃがんで力を溜めますよね。それと同じです。

ポジティブ=善で、ネガティブ=悪という考え方では真実から遠ざかります。私たちには両方必要です。
私はこの考え方を皆さんと共有したいです。やがてくる新時代では、この考え方が必要になります。光も闇も両方愛することで、私たち人類は次のステージに進むことができるのです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
どうか信じてください。世界は良い方向に向かっていると。

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