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身体障害について解説します!

どーも、アロンです。
今回から新企画を始めます。

何度も話しますが、私はトゥレット症候群という病を抱えています。トゥレット症候群とは、チック症が慢性化した状態のことを指します。チック症の症状は主に二種類に分けることができます。
奇声や汚音などを出してしまう音声チックと、体が痙攣したり自分の意思に反した動きをしてしまう運動チックです。

「自分の意思に反した」症状という言い方は正確ではなく、実はチックの症状が出そうになると感覚的に分かるのです。これは実際にチックになった人でないと分からないことです。ですが、症状が出そうなのが分かるからといって、症状を抑えることは決して簡単なことではありません。
チックの症状を我慢することは、とても神経を削りますし、とても苦しいことです。

このように、障害とは本人じゃないと分からないことがたくさんあります。障害を持つ知り合いでもいない限り、この苦しみが健常者に伝わることはありません。好き好んで障害について調べようとする物好きも少ないでしょうし。

そこで、今回から私がこのnoteを通じて、それぞれの障害について解説していこうと思います。私のこの発信を通して、できるだけ多くの方に障害の苦しさを知っていただけたらと思います。

私たちが障害や病気、幽霊や宇宙人といった未知のものを恐れる理由はただ一つ。

「知らないから」です。「無知」は「恐怖」につながります。

私たちが未知のものについて理解を深めれば、もう怖いものはありません。ぜひ未知の世界を恐れずに、歩み寄ってみてください。私の発信がそのための助力になれれば幸いです。
では、本題に入りましょう。

身体障害について

障害には主に4種類あります。身体障害と知的障害、精神障害、そして発達障害です。身体障害者は高齢者に多く、知的障害者は子どもに多いです。
今回はその中でも身体障害について解説していこうと思います。

①視覚障害

視覚障害には主に2種類あります。
「弱視」と「全盲」です。まぁこれはあんまし説明は要らないですよね。

視覚障害を持つ人は点字を使ってコミュニケーションを取ることが知られていますが、目が見えない人全員が必ず点字を読めるわけではありません。後天的に視力を失った人の中には点字が読めない人もいることを知っておいた方がいいです。

健常者の中に障害に対する誤解や間違った知識があると、いつか実際に障害を抱える人に出会った時に、思いのすれ違いが起きかねません。
それを避けるために、今のうちにこういう知識をつけておいて損はないです。

②聴覚障害

次は聴覚障害についてです。聴覚障害には主に3種類あります。

一つは「ろうあ者(もしくはろう者)」と呼ばれる人たちです。
ろうあ者は主に手話を使ってコミュニケーションをとる人たちです。これも視覚障害と同じで、聴覚障害者全員が手話を使えるとは限りません。

もう一つは「難聴者」と呼ばれる人たちです。この人たちは主に補聴器を使ってコミュニケーションをとります。ですが、補聴器を使うからって健常者と同じように会話できるとは限りません。補聴器をつけて実際に話すと、わずかにタイムラグが生じると聞いたことがあります。

私自身、聴覚障害を持つ知り合いがいるというわけではないので、あくまで参考程度にしていただければと思います。私の書く内容が絶対に正しいというわけではないことを事前に伝えておきます。

最後は「中途失聴者」です。これは、後天的に聴力を失った人たちを指します。

大切なのは、一言で聴覚障害といっても色々な症例があるということです。
例えば、大きな声で話しかければ聞こえる人や、耳が聞こえなくても会話ができる人、逆に会話ができない人など、症状は様々です。

健常者にとっての「常識」や「普通」といった言葉は、障害や難病を抱える人には通用しません。障害を抱える人にとっての「常識」とは、症状が常に自身の生活に影響を及ぼす環境のことを指します。それは健常者にとってはとても計り知れない領域です。

ですが、私たちに少しでも理解しようという気持ちがあれば、未知の世界は「未知」ではなくなります。

③内部障害

最後に、内部障害について説明します。

内部障害とは、内臓の機能に障害があり、日常生活に支障をきたす障害のことを指します。内部障害は内臓機能の障害であるため、見た目からでは障害を抱えているかどうか判断できません。そのことから「見えない障害」と呼ばれているのが、この内部障害なのです。

私が抱えているトゥレット症候群も見た目では判断できない障害なので、内部障害の方の気持ちが少しは分かります。
以前働いていた会社で、先輩職員にトゥレットのことを話したら「障害を抱えているようには見えないけどねぇ」と言われました。
もちろん身体障害のように見た目で判断できる障害や難病もたくさんあります。ですが、内部障害やトゥレットのように、見た目だけでは判断できない障害もたくさんあるわけです。

相手が障害を持っていると知った時に、「そうは見えない」といった心無い言葉をかければ、相手が傷つくことだってあるかもしれません。しかし、事前にこうした知識を蓄えておけば、少なくとも自分で気づける範囲では、相手の気持ちに配慮した言動を心がけることができます。

今はSNSを使って海の向こうに住む人たちとも簡単に友達になれる時代です。関わる人が増えれば、いずれ自分の知らない文化や境遇を持つ人間と出会う場面に遭遇することもあるでしょう。
自分の知らないうちに、自分の言動が原因で相手を傷つけたり差別されたと思われることは、長い人生を生きていればいくらでも起こりうることです。

差別とは、混雑した電車の中で知らないうちに隣の人の靴を踏んでしまうのとよく似ています。相手の靴を踏んでも自分は痛くないですが、相手はもちろん痛いです。ですが混雑した電車の中では、自分が隣の人の靴を踏んだことに気づきすらしないこともよくあります。

差別もこれと同じです。自分が知らないうちに相手を傷つけてしまっても、心が痛むのは相手だけで、自分はそのことに気づきもしない。
私はこの世界から、そのような健常者と障害を抱える人たちの思いのすれ違いを少しでも減らしたいと考えています。
そしていつか、差別や偏見が無くなった新世界の地球をこの目で見ることが、私の夢の一つです。

みんなでそんな素晴らしい世界を一緒に創っていきましょう!

そして今後は障害だけでなく、あらゆるマイノリティについても紹介していけたら良いなと考えています。

ここまで読んでいただきありがとうございました!
次回は知的障害について触れていこうと思います。
ではこの辺で、失礼します☺️

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