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運動の敏感期の環境構成

就学前の子供を持つみなさん、子供を迎える準備をしてるみなさん、たまたまこのブログに出会ったみなさん、はじめまして🐰
えちごエールです。

息子と自宅で毎日過ごすにあたって、一番力を入れているのが「運動の敏感期の充実」です。自分の力で思い通りに身体を動かすことで、目標を達成したり、何か感情を表現したり、身体の操作をたくさん練習して安全な失敗をし、成功体験を積んで欲しいと思っています。
今日は、普段よく参考にしている遊びの環境構成などの参考本を記載します。(※サクラなどではなく、本当に愛読中の愛読、ただこの参考本めっちゃいいの!という共有です)

「運動の敏感期」で検索すると、立ったり走ったり、掴んだり回したりという言葉が羅列されており、子どもの身体を使った行為全て?と、実際の遊びに落とし込むことが難しく感じましたが、大きく2種類に分類できるようです。
①粗大運動:「首が座る」や「走る」等の全身を使った運動
②微細運動:手指の動きを楽しみ操作性を高める運動

生まれてから、首が座り、追視していることに喜びを感じ、お!仰向けになったと思えば、ハイハイで進みだし、ハイハイが速すぎて追いかけるのが一苦労💦なんて言ってたらあっという間に立ち始め(しかもぐらぐら)、歩いた!と動画をとって家族に共有していたのに、いつの間にか、急に走らないで!!走る息子を追いかけている。この身体的運動が粗大運動というようですね。
一方で、着ているジャケットのジップを一生懸命に上げ下げしていたり、小さい車を掴んでレールの上に乗せてみたり、ペットボトルの蓋を器用に開けている、手指の運動は微細運動になります。

これらはいつの間にかできるようになっているように見えて、子どもは環境の中で自分の身体の使い方を練習し、技を習得しているように感じました。そこで、私が環境の構成や声掛けなど、家庭でできる運動の遊びとして参考にしていた本を紹介します。

まずは、「0.1.2歳児 発達をおさえた運動あそび―経験してほしい粗大運動・微細運動 (保育力UP!) 単行本 – 2018/3/1山本 秀人 (著)」

この本のおすすめポイントは3点。
①年齢に応じた子どもの姿と遊びの早わかり一覧表がついていること。代表的な運動機能をぬきだしているので、子どもの発達の状況にあわせて、それにこたえる遊びを一目で分かるようになっています。
②粗大運動と微細運動が別々でまとめられていること。毎日、粗大運動と微細運動一つずつやろうと決めているので、遊びのメニューを選びやすく嬉しい構成でした(例えば、月曜日は平均台と描画、火曜日はトランポリンと水汲みなどの水遊び)
③1ページごとに各遊びの方法と関わりのポイント、遊びの中で育つ力がまとめられていて視覚的認知が高くて素晴らしいです。

特に③の中の関わりのポイントは非常に学ぶことが多くあります。例えば、ちょっとした公園の中の坂を登るときに、私はよく息子の背中やお尻を押してあげて、「よいしょ!よいしょ!」と声かけをしていました。それも親と子の関わりとして間違ってはいないのでしょうが、この本では、保護者が前に立って子どもの手を握って、子ども自身が登る感覚を大切にするようにと記載されています。そうすることによって、脚の指先に力が入る訓練ができ、斜面を登れるようになるそうです。確かに…
登りきった!という感覚は背中から同じ方向に力を加えられるより、そっと安定性を補助するだけのほうが、ずっと強そうですよね!

さて次は「0歳児とのあそびかた大全 単行本 – 2018/4/19汐見稔幸 (監修), 栗生ゑゐこ (イラスト)」

この本のおすすめポイントはなんといっても、絵のかわいさ…
乳児って尊い…
0歳はねんね期、ねがえり期..と移ろうものですが、乳児の状況に応じた関わり方が視覚ベースで提案されています。ちょっとクスっと笑えるのもいいんですよね。汐見先生が監修されていたので購入してみましたが、大当たりでした。

長くなりましたが、今回は普段よく参考にしている遊びの方の本の紹介でした。次からは実際に発達の変遷についてかけたらいいな…ボチボチやります。





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