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第1回「屋根屋さんの実態調査」アンケート結果

※この記事は5分で読めます

アンケートにご協力いただいた屋根屋さん、本当にありがとうございました!

こんにちは!HouScape代表の明正 剛典(メイショウ タカノリ)です。

先日、屋根屋さん向けコミュニティ「”屋根屋2.0”を一緒に考えるラボ」を作りました。(詳しくはこちらから)

屋根屋さんと一緒に新しい屋根屋さんの形(=”屋根屋2.0”)を考えていくにあたり、まずは屋根屋さんの実態を教えていただきたいと思い、アンケートを実施しました。
お忙しい中ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました!

本日は、そのアンケート結果をお知らせできればと思います。

様々な屋根屋さんにご協力いただきました。


今回アンケートにご協力いただいたのは、屋根屋さんの経営者の方々です。

その中には、我々が提供する顧客管理(CRM)ツール「いえサプリ」をご利用していただいている方も、そうでない方もいらっしゃいます。
改めて、ご協力いただきありがとうございました。

回答者情報①:会社規模

社員数~10名の地域に根差した屋根屋さんと、20名以上の社員を抱える屋根屋さんからご回答をいただきました。

回答者情報②:to C事業比率

to C事業はto Bと半々くらい、という会社さんが多いようでした。
但しバラつきはあり、to C案件はほとんどない会社さんからto Cが9割の会社さんまで、万遍なくご回答をいただいています。

屋根屋さんに共通する課題感は、
「1.OB顧客へのコミュニケーション」
「2.契約率の向上」
「3.人材育成」


私たちが挙げた下記の項目の中で「十分取り組めていると思うもの」と「課題感を感じているもの」をそれぞれ選んでいただいたきました。

(顧客管理ツール「いえサプリ」のご利用ユーザーにも多くご回答いただいていることが要因と考えられますが、)
「顧客情報の入力・管理(44%)」は取り組めている会社が比較的多いことが分かりました。

一方で、その顧客情報を分析したうえで「OB顧客へコミュニケーション(88%)」してリピートにつなげることに課題感を感じている会社が多いようです。

また、「人材の育成(75%)」についても多くの屋根屋さんが共通して感じている課題感であることが分かりました。

こういった顧客情報の分析・活用や人材育成を進めていくことが、「契約率の向上(81%)」にも寄与していくことと考えられます。

これらの課題感の解消に向けても、私たちHouScapeは尽力して参ろうと思っておりますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

「to C事業」の戦い方


程度の差はあれ、今回ご協力いただいた全ての屋根屋さんが受けている「to C案件」。
集計を進めてみると、同じ「to C」といっても、戦い方は会社によって様々のようでした。

to C事業①:案件単価

to C案件の単価は、回答の平均をとると約100万円でしたが、会社による差が大きいことが分かりました。

・修理なのかリフォームなのか
・一般住宅なのかある程度の大きさの建物なのか
・定常的に受注しているのか突発的な受注なのか
といった違いが影響しているように考えられます。

to C事業②:件数と単価のバランス

そこで、to C案件の単価と件数(概算)の関係を見てみました。

左下の会社群は件数と単価が少なく、to C事業の規模が比較的に小さいことが分かります。
(左上の企業は、年間件数が小さい中で大口案件を受注した等の影響が強く出ている、と解釈することができます。)

一方、曲線に乗っている会社はto C事業の規模が相対的に大きく、
「to C事業としてどのようなバランスをとるか」のスタンスは、各社により異なるように思います。
例:大きい案件をとることに注力している会社⇔小さい案件をたくさん積み上げていく会社

この辺りの「戦い方」の違いについては、今後このコミュニティの中で各社にインタビューさせていただく中で、掘り下げてお伺いできればと思っています!

to C事業③:事業規模と課題感

また、「to C事業人員数」(=to C事業に何人くらい人を割いているか)と、「to C事業人員あたりのto C売上」(=to C事業の社員1人が、どれくらいの売上を上げているか)で会社を分類してみました。

そうすると、グループごとに「課題感」の違いがあることが分かりました。

【①のグループ】
左下はto C事業の人員数が少なく、また1人あたりの売上も小さいグループです。
この事業規模の会社では、「人材育成」や「契約率向上」など、今の人員や組織の生産性向上に課題感があるようです。

【②のグループ】
そこから人員や組織の生産性が向上していくと、左上のグループに移ります。
ここは、to C事業の人員数は少ないものの、1人あたりの売上は比較的大きいグループです。
この規模になると、いまの組織で効率的に仕事をこなす仕組みができてきているようで、「OB顧客へのコミュニケーション」や「問合せ数増加」など、組織や事業体の拡大へと課題感が変わっているようです。

(注:【③のグループ】
組織を拡大していくと、1人あたりの効率性は(組織全体として)下がっていくため、左上から右下へと変化していくことになるようです。)

まとめ


いかがでしたでしょうか。

新たにto C事業を始めようと思う会社は、先のグラフでいえば①左下から事業を始めることになるでしょう。(下図:A)
また、事業を大きくしていく中で、例えば単価と件数のバランスのように、自社としての「戦い方」を定めていく必要があるようです。(同:B)

事業がまだ小さい段階(A)では、生産性向上に向けてある程度共通化された”答え”があるように思います。
私たちでいえば、いえサプリのような顧客管理システムが大きな価値を提供できる領域だと思っています。

その先さらに事業規模を大きくしていく段階(B)では、戦い方の”答え”は各社固有のものになりそうです。
ここでは、顧客情報を基にした個社ごとの経営・マーケティング支援によって、そのお手伝いをしていきたいと思います。
また、”屋根屋2.0を一緒に考えるラボ”の活動も意味を持つように思います。このコミュニティは引き続き私たちが運営を担当して参りますが、皆さんと一緒に考え、深め、発信する場にしていきたいと思っています。

終わりに


引き続きコミュニティへの参加者は大募集中です!
皆様の周りにいらっしゃる素敵な屋根屋さんにも、是非お気軽にお声掛けいただければ幸いです。

お忙しい中アンケートにご協力いただいた屋根屋さん、ここまで読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございました!!


ハウスケープ株式会社について

"住宅の価値を、高めていく"をミッションに、2022年6月創業。
「いえサプリ」の開発、マーケティング支援事業、経営支援事業を展開。
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顧客管理(CRM)ツール「いえサプリ」について

専門工事業者(屋根屋)に特化した顧客管理ツール。
必要な顧客情報を簡単に管理・活用するご支援をします。
電話応対、データ入力・分析、施策実行も代行いたします。(※オプション)
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