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凡人がグローバルキャリアを築く8のマインド|凡人のグローバル・キャリア戦略

このマガジンでは、「26歳までパスポートも持っていなかった純ドメ田舎モノがグローバルキャリアを歩むまで」というテーマで記事を書いています。海外で働いたり、英語や中国語を使って働いたりすることを将来の選択肢として考えている方の参考やモチベーションになればと思い、自分の経験をご紹介したいと思います。

今回はこれまで書いてきたことのまとめとして、「凡人がグローバルキャリアを築く8のマインド」というテーマで経験を書かせていただきます。このマインドを持って行動していれば、自分のような純ドメ人材の方でも、グローバル・キャリアに挑戦し、そしてそれを乗り越えていくことができるはずです。ぜひ参考にしてみてください。

▼前回までの記事はこちら


1.やりたいことは口に出す

まず、やりたいことは口に出すことです。自分の目標や野望を人に、特に会社の人に話すのは時には恥ずかしいかもしれません。しかし、ほとんどの人がキャリア上の目標を持っていないことが現実ですので、目標を持っていること自体が素晴らしいと思います。周りの人たちの前で自分の目標を口に出しておけば、チャンスが舞い込んで来やすくなります。どんどん口に出していきましょう。

2.社内のチャンスは手を挙げる

「やりたいことは口に出す」に近いかもしれませんが、やってみたいと思うプロジェクト、ポジションがあれば迷うことなく手を挙げましょう。私も社内のジョブポスティングに複数回落ちたことがありますが、それによって他部門の方に名前を覚えていただいていたり、次のチャンスで声をかけていただいたりしました。まずは行動あるのみ。新しいキャリアに確信がないとしても、オファーをもらってから迷えばいいやという気持ちで行動することがオススメです。

3.コンフォートゾーンから出る

私は転職をしたのがミドサーになってからではあるものの、他部門への異動、グループ会社への出向、海外赴任など、様々な「コンフォートゾーンから出る経験」をしました。正直、上海に赴任した際は、マネジメント経験も海外経験も初めてだったため、ラーニングゾーンを通り越して、パニックゾーンに出てしまった感はあるので、それはそれでかなり苦しいですが(笑)。

でも、コンフォートゾーンからでる経験を若いうちに重ねておくことで、新しい環境に飛び込むことが怖くなくなりますし、新しい環境に飛び込んだあとの身の振り方のコツもつかめます。長く活躍して、自分のやりたいことに挑戦できる人生にするため、積極的にコンフォートゾーンは出ていきましょう。

4.くだらないプライドは捨てる

コンフォートゾーンから出ると、自分ができないこと、経験してこなかったことにたくさんぶち当たります。海外で働くと外国人として、言語の問題も含めてわからないことだらけになることもあります。その状況では、(自分より若い人も含めて)周りに助けを求め、わからないことは素直にわからないと認める必要があります。

自分のやり方を無理に貫き、やけになって周りから助けてもらえないような状況になるのは、特にグローバル環境で働く上では非常に苦しいです。何もできない自分を認め、くだらないプライドは捨てて、課題を解決する(仕事を前に進める)ことに集中しましょう。

5.キャリアを中断せずに学べる手段を知る

「海外で働く」というと、留学やワーキングホリデーが思い浮かぶ方も多いかもしれませんが、選択肢はそれだけではないことを認識しておきましょう。

仕事上では、ノンネイティブの英語力・中国語力は専門性とかけ合わさって初めて強みになります。言語だけが強みになるのであれば、ネイティブスピーカーを雇った方が良いに決まっていますよね。今はインターネット上にいくらでも学ぶ機会はあります。オンライン上で語学を学び、海外の学位を取ルコともできます。そういった機会を利用すれば、すぐに海外で働くチャンスをつかめていないとしても、専門性を磨きながら語学力も伸ばして準備をすることができるはずです。

6.語学は諦めずしっかり勉強

語学は専門性とかけ合わさって初めて強みになる、とはいえ、語学力を上げる努力は惜しまずやりましょう。ハイレベルな仕事であればあるほど、仕事の中心は「コミュニケーション」です。効果的なコミュニケーションが取れない人は周囲から信頼されるのが難しいです。

そして、効果的なコミュニケーションを取るためには、最低限の語学力が必要なのは事実です。ネイティブのように気の利いた言い回しや、超流暢である必要は必ずしもありません。仕事上で相手が言っていることを誤解なく理解し、自分の意見を明確に伝えられる語学力は身につけられるように努力しましょう。

7.日本人である強みを活かす

もしあなたの外国語レベルがネイティブレベルなどではなく、純ジャパなのであれば、日本人であることの強みを活かせるポジションを探しましょう。海外の人たちが持っていない能力は、英語・中国語などの語学力ではなく、ネイティブレベルの日本語能力のはずです。海外で働く上でも同じです。日本企業のクライアントの対応や、日本本社のスタッフとのコミュニケーションなど、日本人だからできることがあるはずです。

8.チャンスをつかむために常に備える

新しいキャリアのチャンスはいつ舞い込んでくるかわかりません。知り合いに声をかけられるかもしれませんし、LinkedInで海外のリクルーターからメッセージをもらえるかもしれません。そのチャンスをつかむために、英語の職務履歴書とLinkedInの英語プロフィールは常にアップデートしておきましょう。すぐに転職を考えていないとしても、職務履歴書を定期的にアップデートしておくことは、自分のキャリアの棚卸しにもなります。準備をしている人しか、突然のチャンスをつかむことはできません。

ということで、「凡人がグローバルキャリアを築く8のマインド」というテーマで経験と自分の考えを書かせていただきました。

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