見出し画像

【英語多読本のレビュー】ラダーシリーズとOxford Bookworms

英語の多読本「ラダーシリーズ」「Oxford Bookworms」を合計40冊以上読んだ私が、その感想と英語学習における多読のメリットについてご紹介します。


ラダーシリーズ

ラダーシリーズは、「はしご(ladder)」を使って一歩一歩上を目指すように、学習者の実力に合わせ、無理なくステップアップできるように開発された英文リーダーのシリーズ。レベル1(TOEIC300~400点)から、レベル5(TOEIC700点以上)の5段階でレベル別の英文が用意されています。一応TOEICのレベルの目安はありますが、レベル5はTOEIC900を取ったあとでもなかなか難しく感じます。

特徴は、出版社が日本の会社(IBCパブリッシング)なので、日本の歴史や文化、経済などに関するテーマも豊富なこと。そして巻末には単語の日本語解説もついており、日本人にはかなり学習しやすいシリーズになっています。

Oxford Bookworms

Oxford Bookwormsは、オクスフォード大学出版社の多読シリーズ。Starter(初心者レベル)からステージ6まで、語彙・文法をレベルごとに書かれた英語学習者向けの洋書です。現代フィクションや古典、戯曲、ノンフィクションなど、幅広いジャンルの作品を揃えています。

海外の出版社(オクスフォード大学出版社)の商品のため、当然ですが日本語の解説はありません。ただその分、グローバルスタンダードなコンテンツを楽しめるのは魅力です。

多読シリーズのメリット

まず、多読は動画と違って自分のペースで理解しながら読み進めていけるので、英語の読解力向上につながりやすいです。(動画の場合はわからない表現があってもそのまま流れていってしまいがち)

また、シンプルな英文の多読は、リスニング力にも大きな効果があります。英語を英語の語順でそのまま理解していく力がつくからです。

さらに、「ラダーシリーズ」「Oxford Bookworms」は多様なテーマで内容が面白いので、毎日少しずつ読み進められて英語の習慣化に最適です。自分が興味が持てないテーマや難しすぎるテーマの文章は、毎日読むのも苦しくなって挫折しやすいはず。

そして、個人的にお気に入りなのは、1冊が薄くてサクサク読み進められること。達成感を得られやすく何より楽しく英語学習を続けられます。

英語多読のコツ

英語多読のコツは、完璧主義にならないことです。精読ではありませんので、完全に意味がわからなくても、どんどん読み進めていきましょう。わからない単語も飛ばしてOKです。どうしてもわからない単語が多い場合は、チェックしてももちろん大丈夫ですが、わからない単語が1ページの中にいくつもある場合は、レベルが合っていない可能性がありますので、簡単なものに変更するのがおすすめです。

完璧主義になると、「セットで音声も聞かなきゃ」と思うかもしれませんが、音声を聴かずとも先に述べたように英文の多読は、リスニング力にも大きな効果があります。

自分が好きなテーマの1冊を見つけて、ぜひ英語の多読を始めてみてください。

この記事が参加している募集

英語がすき

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?