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そして目の前には、波打つ緑と光の中のクロッカス。

‪この窮地を切り抜けるには、とキツネは思った。まずひとつとりかかることだ。ふりでもいいから。先を見過ぎない。自分の評価を急がない。人生も幸せも幻想だから、たぶんおれは駄目でも不幸でもない。あるのは、いまのおれのいまの気持ちだけ。そして目の前には、波打つ緑と光の中のクロッカス。‬

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