小学校で開き読みをしていました(4)読み手の私がもらったプレゼント
神奈川の小学校に在籍していた4年間(2014年から2018年)、開き読みに参加していた時の話を書きます。全5話です。
写真は「みんなのフォトギャラリー」から使わせていただいています。ありがとうございます。
思いは届く
開き読みを聞いた子ども達の感想をメッセージカードだったりノートだったり形は様々ですが、担任の先生がまとめて手渡してくれることがありました。
どのメッセージを嬉しかったのですが、驚いたのはこの本の感想。
開き読みの本を紹介した記事にも書いた交通安全の本です。
だじゃれがたくさん出てくるのですが、読み進めても静まり返った状況に「読み方や本の選び方を間違えたかな」と反省していました(普段は賑やかに本に反応する事が多い)。
ところが、子ども達からのメッセージには「車に気を付けようと思った」「わたる時はよく確認します」などが書かれていました。
本の内容を真剣に聞いてくれていたのだなと気づきました。
先生からも「開き読みが終わった後、本の中に出てきただじゃれを言い合っている子がたくさんいました」と教えてもらいました。
本を通じて伝えたい大切なことは、自分の想像以上に伝わっていたことを実感した本でした。
そのほかの本も「面白かった」という感想が多いのですが、どこが面白いと思ったか、何が気になったかを書いてくれた子もいました。
本は心を動かし言葉を豊かにする力があるなと思います。
開き読みをしていると感謝されることがあるのですが、子ども達の反応で気付かされることがたくさんあり、私の方がたくさんプレゼントを受け取っているなと感じていました。
引っ越し後は
引っ越し先の小学校でも開き読みはあったのですが、学級ではなく図書室で聞きたい子向けに読むスタイルでした。
次男の入学と同時の引っ越しだったら参加していたかもしれませんが、引っ越しの前後で母の病状の悪化や、夫が管理職に成り立てで忙しくなったこと、子ども達の学校生活や習い事など、優先したいことがたくさんあって参加するのを辞めてしまいました。
やっても良かったかもしれませんが、その当時私の気持ちの余裕が全くありませんでした。
家族の状況によって、そして自分自身の心身の体調によって学校での活動の仕方は変わってもいいと思っています。
神奈川にいる時に4年間がっつり参加することが出来て良かったです。
次回でシリーズのラストです。
よろしくお願いします。
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