メロくま◉フォロバ100%◉

「あなたは言葉選びにセンスあるよ」という言葉を間に受けてかれこれ10年。某大学芸術学部…

メロくま◉フォロバ100%◉

「あなたは言葉選びにセンスあるよ」という言葉を間に受けてかれこれ10年。某大学芸術学部にて映画の脚本家を目指すが、紆余曲折あり現在は作詞や仮歌依頼などを主に生活の中心に置いています。ゆるく、時に熱く思慮深く生きていきましょう。メロくま哲学。

最近の記事

「亡くなりました」

こんな怖い字面は人生で初めて見たかもしれない。母から送られてきたラインは音も温度もなかった。父方の祖母が死んだ。生前4年間ほど一緒に住んだことがある。だけど思い出はさほどない。母はこの祖母に嫌がらせを受けていた。今思うと、嫁いびりとは少し違うようだ。 祖母はデリカシーがなかった。相手を思いやる心も人より少し鈍くて、思ったことをそのまま言うのだ。悪気がない分、傷つき損なのだが、人間分かっていても傷つくものだろう。 「かなり具合悪いらしい」そう母からいきなり連絡があったのは、

    • 音色が私を留める

      私は最近友達を失くしました。死別ではなく、縁切りに遭ったのです。この穴を埋めるには同じくニンゲンを欲するとお思いでしょう? 逆なんです。もうニンゲンはいいやって思ったのです。 ニンゲンなんて碌でもないって思うんです。だから犬を飼ってて思うんですけど、裏切る可能性って動物よりモノより格段に高くて、そのくせ確実性は低くてデメリットばかりじゃないですか。 ニンゲンの美しさより、今はギターの音色の方が美しくて、こんな私が1時間も2時間もギター弾けてる奇跡を生み出す相棒です。

      • 謙遜は美しくない

        「え〜そんなことないですよ〜」そんな風に否定したらしたで「本気で否定していない癖に」とか思われるだけ。そのやり取り、総じて美しいだろうか?昔絵が上手な同級生がいた。私はお世辞でもなんでもなく「上手だね」って言った。恐らく「そんなことないよ!」という返答があるだろうと予想した。 しかし彼女は私に満面の笑みで「ありがとう!」と告げた。 それが私にはとても美しく見えたのだ。 「お世辞なのに何本気にしてるの?」って私がそんなことを思う人間じゃないと、彼女の中でそう位置付けてくれ

        • サイコパスは身近だ

          たまたまサイコパス映画を解説しているYouTubeを見た。だけどサイコパスは映画の中ではなく、私の身近にいたのだ。何の気無しに見たYouTubeで、サイコパス映画のみをレビューしていた。サイコパスって、私の中では普段の生活ではお目にかかれないレアキャラ扱いだった。だけど違うかもしれない。 私は良く他人に「あなたは気が強い」とか「男勝り」だとか「竹を割ったようだ」と比喩されることが多い。そして決まってそう言ってくる人は自分自身のことを「私とは違う」と対比して話を締め括る。

          ニンゲン見た目が9割

          くそ!!ふざけやがって!!そんなに顔が大事か!!数字は嘘つかないのが現実ですね。はいはい、今日はそんな話。仕事柄、身バレしないよう気を使って生きている。駆け出しだし、フォロワーもいないから大丈夫だろうと思って顔出しして記事を書いた。 仕事垢でほんのりnoteのこと呟いたら「特定できない!」とファンの子に言われ、やばい!と思い顔写真からイラストに変えた。 するとフォロワーが減った。 これは揺るぎない数字に現れているから、弁解の余地なし! 解せない。 しかし背に腹はかえ

          ニンゲン見た目が9割

          シラフの記者会見

          ダウンタウンの松っちゃんがシラフの記者会見は意味がないと言っていた。そのときは未成年ということもあってか、私は意味が理解できなかった。しかし、今日私は確信した。昔某TV番組で「シラフの記者会見」は意味を成さないと主張していた。誰だってシラフの時に運転しようなどとは思わないからだ。だから、お酒を一滴も体内に入れていない状態で、「私は飲酒運転をしませえええん!!」と抜かすなと。 デロデロンに酔っぱらった状態で、宣言すべきだと言う。なるほど、確かに理屈はわかる。 今日私は満腹中

          その味は成功の元

          味の素っていつからパンダ常駐になったの?本題は味の素とは関係ないですが、成功の元って何かを真面目に考えるバカ。私は常に「成功」を追い求めている。成功が何なのか、その実態を掴めずにいるのに、私の目に映る成功者は私にとって手に入れたい代物を持っている気がする。 成功したら虚無になるんじゃないか?成功したら、成功したことで人生が失敗するんじゃないか?そんな矛盾も考える。多分独りならそうだろう。自分自身と一対一での問答にも限界があるからだ。 では成功の先に訪れる、虚無を乗り切るに

          あいつはモンスターでハンター

          モンハン流行ってますね。かく言ううちの主人も例に漏れず狩してますが…。話はライズではなく、「人間」の本質について。お付き合い下さい。何かを目指そうとすると、壁が立ちはだかる。それは、その物に対する壁もあるが、私をそっちより高く、途方も無い気持ちにさせる壁がある。 「痛いなぁ」「いい歳して夢みすぎ」「現実考えろ」「何になりたいの」「どこに向かってるの」 こんな風に言われ、嘲笑してくる人間の方が、よっぽども邪魔な壁だと思うのだ。 そいつは、いっぱしな常識人ツラをかぶって、人

          あいつはモンスターでハンター

          ファニーに浄化

          人間のキャパシティーにはカタチがある。様々な大きさの器に溢れ出した、まるで花粉アレルギーのような邪魔者は、浄化しよう。ファニーに。私は自分に起こった素晴らしく腹立しいことは、こうして文章にして成仏させることにしている。こことは別に日記も書いている。ここにも書けないほど荒んだ心は、日記への片道切符だ。 人に見せられたもんじゃねぇ。 人に常に見られているという、この監視社会で、自己中心的な欲望はどこへ吐き出せばいいだろう?「音楽に」なんて綺麗事、ここでは言いません。そんな人間

          ドントウォーリー変化

          変化することを恐れるのは、人間の習性だろうか?しかし、人前に出る仕事をする私達は、時におかしな二択を強いられるのだ。私達のような芸事でお金を貰っている人種は、理不尽な要求をされる事が多い。その殆どが、抽象的なことばかりだ。 「劣化した」だとか「変わってしまった」だとか「こんな人だと思わなかった」だとか。そんな言葉を浴びるたびに、あなたの中の私って本当に私なの?と問いたくなる。だって私がこの世にオギャーと生まれてから、今に至るまでを一切見てきてないじゃないか。私がどんな時に泣

          ドントウォーリー変化

          「言われればやる」という戯言

          「言ってくれればやったのに」とかいう愚か者は、その口を縫い付けてやりたいし、脳みそをスライムと入れ替えても恐らく変わりなし。 大体、前触れなくいろんなことやって貰っているのに、享受はなんの躊躇いもなく行うのに。そういう奴に限って、「勝手にやったら怒ると思った」「言われてないから、やらなくて良いと思った」と躊躇う。 都合の良い言い回し。自分はあなたが思ってるよりは、大切にしているし、大切に思ってる。と言う。なら、こっちが望まなくても、やれ。 「もうお腹いっぱいです!」「幸

          「言われればやる」という戯言

          多くを望まないマザー

          子供に多くを望むことは、親としては当然のこと。あれも、これも、できるようになって欲しい。勉強も、友情も、恋愛も。それは当然のことだけど。今日、病院の隣の部屋での会話が聞こえた。先生(女性)と患者さん(女性)だった。失礼ながら、自然に聞こえてきてしまいましたので、ここでコソッと書きます。 「学校のテストの点数が悪くて、叱ったのよ。最近」「ウンウン」「でもさ、ふと思ったんだよね。私の子なんだよね」「そうね」「良い点とって欲しいし、頭も良くなって欲しいけど、所詮私の子なのよ。だか

          多くを望まないマザー

          言語はこの世のATフィールド

          人間は言語で他者と意思疎通をする。だが、言語化することによって、己の大切な何かを一寸の狂いなく表現することは不可能なのだ。 私の一番好きな小説スティーブンキング著書「スタンドバイミー」。その冒頭の文章は、私のアイデンティティと言っても過言ではない。 私が普段から、生きているだけで思うあれこれを、本当にこの世に現存する言語で表すことはできない。物書きまがいなことをしている今も、作詞依頼や作詞コンペなどで書いた、数え切れないほどの歌詞にも、本当の私はいないだろう。 言葉にす

          言語はこの世のATフィールド

          「運」「運」「運」

          私と主人の出会いについて「運が良かった」と言うお言葉を頂いたことがある。果たしてそうなのか?この言葉に対して、真面目に考えてみようと思う。年齢イコール彼氏居ない歴の友人(今は絶縁状態)に、私と主人の馴れ初めを総じて「運が良かった」と言われたことがある。この世で誰かと巡り合い、そしてその人と生涯歩み続けると決断すること。確かにこれは紛れもなく奇跡だ。 誰しもが一度は想う、「私を必要として、また私も必要とする人間は、この世に存在するのだろうか」漠然とした疑問。この疑問を解消する

          一の型、嘘の呼吸

          呼吸をするように嘘をつく人がいる。この世には信じ難い人間も存在している。それはまるで人間の皮を被った鬼のようだ。仕事柄、色々な人と出会う。色々と言っても、良い意味ではない。この業界は色々(な意味で)変な人が多い。そんな中、私が出会った人で、一番カルチャーショックだった人物像を語りたい。 「嘘」と言っても様々だ。人を幸せにする嘘や、つかざるを得ない嘘もある。一重に「嘘はいけない」とは断言できないのは分かっている。その前提を踏まえた上で、私が出会った嘘で一番怖かった嘘。善良な人

          お子様ランチのベーシスト

          ピュアな心を持った彼は、私の心を射抜いた。だけど、あれれ?「ピュア」とはものの言いようで、彼はお子様ランチスペシャルセットだった。出会いはネットだった。遠い昔…私が所属するバンドのベーシストとして、彼は現れた。彼の動きが独特で、私は惹かれた。「どうしよっかなぁ〜」と小首をかしげて、スタジオの中を右往左往する姿が、なんともアーティスティックだったのだ。カスタムアーム付きベースを所有しているだけで変態認定だ。 私以外のメンバーは彼に懐疑的だった。「この子をどう扱えばいいのか?持

          お子様ランチのベーシスト