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ゆるいつながり

かこといま。あらためて。

私は文京区にある中高生の秘密基地b-labに昨年の8月からボランティアやインターンとして関わっている。

b-labは、文京区在住か在学の中高生が利用できる施設で、卓球、ダンス・バンドの練習、料理、バスケ、ゲーム、お喋り、他にも沢山のイベントがあったり、何でも出来る場所。
中学校高校の授業の時間をかりて、b-labの紹介やスタッフ・ボランティアとお話できる時間があるので、その後に遊びに行ってみようと思って来る子がいたり、バンドやダンスの練習をしたくて来る子がいたりする。

中高生のための施設だけれど、大学生や社会人が常にいる。親や先生でもなく、友達でもない、家と学校の往復では出会わなかったナナメの関係の人と出会うことができる。
ナナメの関係の人がいることによって、親や友達に話せない悩みだったり、ちょっとした悩み、誰かに話したいこと、を話すことができる場になる。b-labに来たら、きっとスタッフやボランティアの人と一言は話すと思う。もしかしたら、その一言で何かにチャレンジすることや、興味を持つことのきっかけになるかもしれない。
そんな中高生にとっての居場所になったり、今は見えないいろんな可能性を拾い引き出すことにスタッフやボランティアがいる価値がある。

最近、私はボランティアやインターンとして何が出来ただろうか、自分は中高生に何をしてあげられただろうかと思っていた。
けれど、前回のカフェゼミの話を聞いて、まだ分かりきってはないかもしれないけれど、ふっと自分に落ちてきたものがある。

私がそこにいるだけでナナメの関係。

ナナメの関係というそれっぽい人になるのではなく、私が自分らしくいて、そのままの自分で会話をすることの方が意味があるのだな、と改めて思った。
ボランティアをしていた5ヶ月間は、中高生と一緒に遊んだり勉強したり、とにかく近くで一緒に何かをしていた。学校の友達のようにその子と自分の関係性について考えることがないから、その子が頑張ろうと思っていることを純粋に応援できるし、素直に意見を言える。それで、実際に一歩踏み出した時は私まで嬉しくなる。

親にも友達にも話せない、ちょっと真面目な話を私には話してくれた時、その瞬間には嬉しいとか感じてなかった。私自身も普通にその話題に対して真面目に話してたから。ちょっと共感できたり、客観的に話したり。私自身もいつもの生活の中ではそんなに話す機会がない話題を話せてなんだか楽しかった。

ナナメ広がる

あらためてナナメの関係について考えてみて
ナナメの関係って
ナナメ下にいる人とナナメ上にいる人がいる図があるけれど、ナナメ上の人にも縦横があって、そのナナメ下の人との関わりも自分の中ではいつもとは違う新鮮な関わりなのよね。
だから、ナナメ上の人も面白いし、どちらにとっても何だか新しくて可能性の広がる関係でとても良いなぁと思った。

ナナメに位置する人がみんな同じとは限らないし、もしかしたら縦横の人たちもナナメに寄ってくることもあるかもしれない。実際、意識すればナナメの人ばかりかも?
色んな人のナナメの人とどんどん出会うことで自分の世界が広がってお互いの人生に関わり合ってゆるく繋がっていたら自分にとってもその人にとっても良いかも。
ゆるくあること、一度ナナメくらいになってそれからずっと一緒にいたりすると横に近づいていく感覚がある。良くない訳ではないが、依存してしまう気がした。
常に動いて新しいところへ飛び出していくことで増えてくナナメ。いこう次へ。また次へ。

#MELCブログ #カフェゼミ180705_mb

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