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ヴィンテージピアス豆知識と、どんなお店からヴィンテージを買うべきか?

1930年代以降から1980年代まで、ピアスはほとんど制作されず、
イヤリングばかり制作されていました。
ヴィンテージピアスとして紹介されているものは、その多くが1980年代以降の新しいものばかりで、ヴィンテージとは言えないのです。(逆に1800年代のアンティーク〜1930年代はピアスがほとんどです)

アンティークやヴィンテージをプロとして扱う方は、基本的に80年代をギリギリのラインとしていて、まして90年代以降のものをヴィンテージとは言いません。
私も、素敵なクリスチャンラクロアの作品に出会った!など、特別な場合を除き、90年代製のジュエリーを扱うことはありません。(ラクロアのジュエリーは1980〜90年代製なので)
この1980年代ボーダーラインはジュエリーだけでなく、
家具も、洋服も同じです。
私が個人的にヴィンテージ家具などを買うときは、この辺りの基準がちゃんとしているオーナーさんから買います。基準がちゃんとしている方は知識があり、誇りをもって、ヴィンテージを扱っていらっしゃる方が圧倒的に多いからです。

アンティークやヴィンテージは、どんな分野にも専門知識が必要です。
アンティークをはじめて購入される、知らないお客様もいらっしゃるのに、プロである売る側が「分かりません。責任持ちません。」という方から私は買いたくないし、本物のヴィンテージじゃないものをヴィンテージだと思って、買うことはしたくありません。
それは安いからいい。流行りだから。という問題ではないと思うのです。

私は誰から買うか?を選ぶことができ、お客様もまた、誰から買うか?を選ぶことができます。
ちゃんと知識があるお店のオーナーからは、ヴィンテージへの愛や努力が伝わってくるし、選びぬかれたヴィンテージたちがキラキラしています。
キラキラのヴィンテージほど、素敵なものはありません。

http://meltingpot-shop.com


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