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インターナショナルスクールありすぎ問題。良い学校を見極めないと100万円の損失。

タイトルにある通り、海外のインターって果たしてどうやって選ぶの?受験は?学費は??など初めは?だらけの教育移住。

学校を選ぶ前に一度立ち止まって考えたいことがあります。
「どの学校に入れたいか」よりも「どういう人間になってほしいか」
意外とこれが学校選びに置いて一番大切だったりします。



子供にどういう人間になって欲しいか

海外移住に際して特に重要だと思うのがここです。

英語さえできればそれでいい。
外国人の友達ができればそれでいい。

目的がそこまでなら移住をしなくてもいくらでも日本で達成できます。

「将来どういう人間になってほしいか」

そこまで踏み込んで考え、海外での教育プロセスがゴールの近道になるのであれば迷わず移住するべきだと私は考えます。

「医者になれ、弁護士になれ」といった話ではなく
「どんな人間に、大人になってほしいか」という本質的な部分について考えました。

私も夫もそれぞれ会社を経営しているので、社会変化の速さを常に痛感しています。学歴だけじゃ食べていけない時代だからこそ、他には負けないスキルを早くから身につけるべきだと身をもって感じていました。

そのためには困難を自分で乗り越える力だったり、自分と対峙する意見の人と協調していく力が必要で、何事にも自身を持って取り組めるような人間になってほしいと0歳の娘に対して漠然と思い始めます。

じゃあ、どうしたらそんな子に育つのか?

そこで日本の教育について考えました。
どの科目においても基本的に暗記重視(これは言語や計算などではある程度必要だと思う)の日本。(ちなみに中国はもっと暗記重視だそうです。)

同調圧力を強いられる教育にはなかなか賛成できない部分が多かった。
特に中学〜高校の受け身な教育に対してずっと懐疑的だったので、自分の子供には興味のない分野を無理やりやらせるような受験勉強は絶対にさせたくないと思っていました。

現代社会において、いわゆる何でもできるマルチな子よりもシングルタスクで飛躍した能力がある方が有利なのは明白。

昔は大手企業がある程度学歴フィルターで絞る事で採用面接を簡素化していたけど、そもそも今は大企業に長年勤める時代ではなくなり、会社に関わらず「個人として何で勝負できるのか」を、子供が小さい時から真面目に考えるべきだと思いました。

そして何より、似たような価値観を持った日本人だけとの関わりを持つよりも、海外の様々な価値観を持った人と小さい頃から当たり前に関わる事で、大人になってから感じるギャップが少ないと感じたからです。

例えば、日本だとお弁当を学校に持ってくる時、当たり前にお弁当箱にご飯とおかずをつめて、カトラリーセットをしっかり揃えて、水筒もしっかり保冷状態で持ってくるのが通常。

でも海外は違う。ジップロックにバナナ、牛乳。これがスナックタイムの定番。時にはリンゴ丸かじりkidsも登場。学校では推奨されないけど中にはオレオの強者もいる。
そしてランチはカフェテリアに行く子もいれば、売店で買う子もいるし、ヨーグルトだけ、みたいな女子もいる。
そしてこんな暑い国なのに、水筒が全く保冷機能なし&中身スケスケ常温。しかもダンベルみたいなサイズ。中身がなくなったらその辺のウォーターサーバーでリフィル、、etc

これだけでも娘と私にとってはかなりのカルチャーショックでした。

海外で暮らすことで、待ち合わせの5分前には当たり前に誰も来ないし、ネットショッピングは即日届かないなど、日本ではあたり前のことが当たり前でないと身をもって体験します。
それが、結局大きくなった時に子供のスタンダードになり、いわゆる子の持つ多様性に直結すると考えたのです。

娘はコロナ禍も含め、日本のインターナショナルスクールにも3年通ったのですが結局は生徒が日本人・保護者も日本人なので、やはりこのままだと完全に文化的スタンダードが日本になってしまうと思い移住することを決意しました。

そこで、海外校のカリキュラムと日本の教育との違いを考えます。

まず決めるべきはカリキュラム!その違いと選び方

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