試練


先週の水曜日に、娘の歯科に行った。2時からの予約だったのだがバスが早い時間しかなく、着いたのは1時40分ぐらい。診察券を入れ物に入れたのだがその入れ物はパンパンで、待合室は人がいっぱいだった。何とか座る場所を確保し、娘と私はそれぞれのスマホを覗き込んだ。

2時半ぐらいになり、娘が「まだ~?」と言う。「人が多いからね。病院は待ち時間が長いもんなんよ」と言いながら、ここの歯医者さんはいつも時間通りなのになあ、と思っていた。

その後に、今入って来たばかりの人が名前を呼ばれて診察室に入り、私はあれ?と思い、受付の人に聞いてみた。
「2時の予約なんですけど、人が多いから時間が押してるんですかねえ?」
その人は私の名前を聞き、確認してくれている。椅子に座って待っていると
「診察券は出されましたか?」
と言う。私は「はい」と答えながら、一応鞄の中を確かめた。うん、ない。確かにパンパンの診察券入れに入れたのだ。入れたと言うか、乗せたというか、押し込んだというか。

少しして
「すみません!診察券入れの引き出しの間に挟まってました!」
とのこと。娘がまだ~?と言ってきた時点で、聞いてみれば良かった。時間は3時を過ぎていた。

その二日後の金曜日、何かのついでに娘とマクドに行った。若い男の子がオーダーを取ってくれた。バイトを始めたばかりかも知れない。私はコーヒー、娘はマックフルーリーとポテトを頼んだ。
「これをテーブルに置いて待ってください」
と番号を渡されてテーブルに着いたが、娘が伝票を見せてと言う。見せると
「これ、頼んでないよ?ポテトがないよ?」
とのこと。すぐにさっきの男の子のところに行ったら、上司を呼んですまなそうに対応してくれた。いつもは伝票なんて見ない娘なのに、なぜあの時は見せてなんて言ったのか。

こんなことが2件続いて、考えた。私たちは何でも
「良いよ、良いよ、そんなこともあるさ」
と受け入れて怒りもしないから、こういうことが降りかかるんだ。大げさに言えば、
神様はその人が乗り越えられる試練しか与えない
と言いたことがある。私はキリスト教ではないけれど、きっとそう言うことなんだと、自分は人間が大きいんだと思い込み、自己満足することにした。

単なる暇人と言う説もある(^O^)

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