memeの大好物はタマゴです。

似ても焼いても生でも何してもタマゴちゃんは美味しい食材。
扱いも比較的簡単ですし、グレードも本当にピンからキリまでございます。
冷蔵庫に何もなくても卵とご飯とお醤油さえあればなんとか空腹も凌げますね。

タマゴ愛についてはそのウチこんこんと語りたいと思いますが、今回はそんな卵料理をほんのひとさしの手間で劇的に美味しくするスパイスをご紹介いたします。

それは、ナツメグです。

これはホール（丸のまま）のナツメグで直径２cm〜３cmほどのニクヅクの種です。（不確かですがもっと大きいのもあると思います）

スーパーなどでは瓶などに入った粉状のものがよく売られているのを見かけますが、私はすりおろしたばかりの爽やかな香りが楽しめるホールのナツメグをいつも使うようにしています。

使い方は簡単。
オムレツなどで使う場合は溶き卵の上におろし金を使って擦り下ろすだけ。

これで劇的にオムレツの味が変わります。
我が家は放し飼いの鶏の卵を頂くようにしているので生臭さは少ないですが、手に入らない時にはこのナツメグや胡椒などのスパイスを上手に使って卵特有の生臭さを消すようにしています。

この香りさえあればこんな風な出来損ないみたいな半熟卵だって大ご馳走！

ほら！美味しそうでしょ！？

そして、このナツメグというスパイスは卵料理だけでなく、ひき肉料理や乳製品ともよくあう素晴らしい香辛料です。
ハンバーグに混ぜ込めば、特別なドミグラスソースが無くても、まるでレストランで頂くハンバーグの味に近づきますし、秋が深まると食べたくなるホワイトシチューやグラタンやなどはホワイトソースに牛乳、バター、そして上にはチーズと乳製品のオンパレードですので私はここぞとばかりにナツメグをたっぷりと使ってホワイトソースを作って冬の食卓を楽しみます。

ネット上などにはよく毒性のことが書かれていますが、私の友人でナツメグを食べて亡くなったという方はまだ居ませんので『常識的な美味しい塩梅』で頂けば全く問題ないと思います。

通年でしたら、デリーのスパイスマーケットに行って沢山の色とりどりの香辛料とともに購入して保存しておきますが今少しの間は我慢ですね。

ナツメグの香りには気分を元気にしてくれる作用もありますので美味しい自宅の食卓で英気を養い、自由に外を飛び回る日を待とうと思っております。

bon-appetit!!