通信記録

感想:通信記録


こんにちは!現在進行中の講座を一度放り投げてこうして曲の感想を書こうとしているわけですが、みなさんいかがお過ごしですか?(ごめんなさい)

まずは事情を説明いたしましょう。
こちらのnoteを御覧ください。

そう。なんとびっくり、便乗です。

乗っかりの素早さに定評のあるボカロリスナー界のスネ夫です、どうもこんにちは。

こちらのnoteは素晴らしい内容なのでぜひ読んでいただきたいのですが、Taskさんの曲感想を見ていると自分もTaskさんの曲の話をしたくなってしまった!ガッデム!(謎の太字)という具合でございます。だから話すよ!


そういうわけで紹介する曲はこちら。


【初音ミク】通信記録【オリジナル曲】

(ヘッダー画像はこちらのスクリーンショットになります)


Taskさんの初期における超名曲、「通信記録」です!
氏の曲調としてもはやおなじみの、ロックに8bitな音を取り入れたものとなっております。いわゆるデジタルロックというやつですね(この話はぐりーんさんの記事の方でも紹介されていますのでぜひ)。


Taskさんの調教!

いまやTaskさんといったら”神調教”というイメージを持たれている方も多いのではないのでしょうか。キドアイラクではラップもやっちゃってますからね、その歌声に撃ち抜かれた方もたくさんいるよね!

ではこの曲を聴いてみてください。今の調教とは全然違った歌声だとは思いませんか?
この声を聴いてみなさんはどう思ったでしょうか?もしかしたら「Taskさんにも調教があんまり上手じゃない時代があったんだな」とか「声聴き取りにくいし、やっぱり最近の曲がいいや」と感じた方がいるかもしれません。

しかし私から一言だけ言わせてください。

この曲はこの調声だからこそ素晴らしい作品なのだと!これ!!これがいいんです!!!これが好きなんですよ私は!!!

投稿が新しめの曲は本当に自然な歌い方をされていて、もう玄人の神って感じですよね。対してこちらはすごく高い歌メロ(特にサビ)を必死に歌っていて、でもちょっと上ずったような印象を受けます。それがいいんです!!わかりますかねこれ!


歌詞と合わせることで見えてくる”神調教”

もっと具体的にな説明をさせていただきましょう。
ではここで歌詞をご覧ください。

『足を止めて見上げる
また、なにか聞こえる
たぶん君の声だと思ってみる』
『気付かないフリをするのはもう
やめて 私 ずっと ああ やめた。』

あどけねぇーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!

この曲、彼女のいる男子に片想いする女の子の歌なんですけれども(たぶん)、それを踏まえてこの歌を聴いてみてください。とってもマッチしていると思いませんか!?
この必死さもこの上ずった感じも、”等身大の女の子”というイメージをさらに膨らませてくれるのです。
この歌声と歌詞だけで、今日こそは今日こそはと想いを伝えようとして、でもやっぱり踏み出せないという切実な情景が、容易に浮かんでくるんです。彼女は本気で生きているんだ!というのが伝わってくるんです。なんて青春!


神調教とは、VOCALOID,UTAU関連タグのひとつ。
VOCALOIDやUTAUの調教(調節・調声)の上手さを賞賛するものである。
まるで生きた人間が歌っているような、神がかった調声がされている動画に付けられる。

大百科にはこう書いてあります。
その定義で言えばこの曲はきっと神調教には当てはまらないんだろうな、と思います。それでも!歌詞とあわせてここまでのイメージと感情を呼び起こしてくれるこの歌声を、私は神調教だと言いたいのです。



では、最後に個人的に好きな部分を。

・サビの中間地点、1サビでいうなら『そっと』の後の部分。ここでだんだん音が降りてきているのがめちゃくちゃ好きなんです。えらい人からはこれは”クリシェ”という技法なのだと教わりました。ありがとうえらい人!

・うまく説明できる自信がないのですが、2番Bメロが終わった後のギターソロ。このソロの前半がソロっぽくないのが良い!
なんていうか、フレーズが「ソロ弾いてますよ」って感じじゃなくないですか?この部分があることによって、その前にある「そうだ」の開放感、その後にくるソロの魅力をすごく高めていると思うんです。


以上です。
そういえば構成の話を並行してやってるというのに、このnoteでその話全然しませんでしたね。先生失格とか言わないで!
そちらの方も読んでくださっている方は、ぜひこの曲の構成についても考えてみてください!これはどんなパターンになるかな?

え?丸投げ?ソ、ソンナコトナイヨー



※この曲は以前私が公開したマイリスト「MOTTAINAI!! リスト」にてコメントつきで紹介させてもらってます。お時間ある方はそちらもよろしくおねがいします!





#vocanote #感想 #VOCALOID

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?