(後編)Day5~Day8-トレードと振り返り

こちらはいざチャートを見てトレードするぞという段階からトレードを終えてから何を反省・改善するのかのテーマになります。
若干前半と被る部分もあるかもしれませんが、トレードはしているけど改善はあまり…といった方に読んでもらえるような内容にしました。

Day5-チャートを見てみよう-

前回まではとりあえずロット感やチャートを見る前段階の説明という感じでした。
今回からは実際に自分のチャートを見ながら読んでいくフェーズになります。

ローソク足

プライスアクション、坂田五法などなどローソク足を用いた様々な手法はありますが、そもそもローソク足が何なのかについてから理解をしていきます。

ローソク足とは、特定のセッション(時間のカタマリ)の中で始値(Open)・高値(High)・安値(Low)・終値(Close)の4種類の要素から構成される価格要素を指します。

無限に続く値動きを時間ごとに区切り、さらに最低限の4情報に簡略化したもの

値動きをリアルタイムでひたすら追っていくだけなら上の図の波線のようになりますが、これではもっと大きな時間で俯瞰しようとしたときに不便で仕方ありません。
なので特定の時間ごとで1つのセッションと定義し、その中での値動きを4つの情報にフォーカスして簡潔に表示させたものがローソク足として形作られているわけです。
例えば1時間足であれば1時間区切り、15分足では15分区切り、日足であれば1日区切りといった具合です。
その区切りの始まりにいた値のことを始値、区切りが終わった段階にいた値を終値、セッション内の一番高かった値を高値、セッション内の一番低かった値を安値と呼びます
24時間365日市場である仮想通貨ではあまり見られませんが、一般の株式や為替市場では取引所が営業していない時間を休場と呼び、その際に時間外取引などが行われるとその分の値動きは市場が開いた際にチャートに反映されます。つまり前回の終値=次回の始値ではないということに注意が必要です。

同じBTCでも土日休場のCMEでは窓が発生する

あくまでもローソク足から得られる情報はセッション内のOHLC4要素だけなため、そこから先できる判断は「推測」の域を出ません。

ローソク足の名で始値・終値間を実体、始値または終値・高値または安値間をヒゲと呼びます。
そして、
始値<終値の場合を陽線
始値>終値の場合を陰線
と呼び色分けすることが一般的です。

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