水平

チャートお絵かきあるある:水平線だらけになる。

質問箱でいただいたので。
申し訳程度ですが自分の中での水平の引き方をまとめてみました。

他のトレーダーの水平論とは違う可能性もありますのでその辺はあくまで読み物としてお楽しみいただければと思います。

水平って、何

私の解釈では水平線=目星になりそうな点を別の時間軸でも参照するために引き延ばしたものとしています。
本質的には点であり、トレードする際に見やすいように線として引いてるだけというイメージです。

トレンドラインとの区別としては、トレンドラインが価格と時間が整った二次元的な動きを必要とすることに対し、水平について見ているものはあくまで価格帯だけというところにあると思っています。
なおトレンドラインはだいたい誰でも似たようなものを引くと思うので今回は割愛します。

チャートがゴチャゴチャするのが嫌な方は事前に断捨離noteを読んでもいいかもしれません。言ってることはほぼ一緒です。
ちなみにめっちゃ水平引く人もいます。ただ彼らの場合、色分けなどの工夫で考慮しつつ一つのチャートに表示しているので乱雑なように見えてそれぞれに意味が持たされているはずです。
私は「次ポジション持つならどうするか」という一点のみを考えているため極力その他を排除しているにすぎず、単にやり方が違うだけなのでどっちが良い/悪いというわけではないです。

他にも抵抗帯やボックスなどがあるのでそのあたりもちょっと解説していきます。

このnoteでは主に
・水平線
・抵抗帯
・ボックス
についてお話していきます。
おまけでちょっとだけVPVRとかフィボナッチリトレースメントとかも。

水平線

水平線は主に背にする場合に使用します。=ストップロスの確認。
反転後の下髭や上髭、レンジの上限下限などですね。
イメージ的には上下の水平を背にしたレンジ内逆張りのトレードをする感じになります。

無題

短期であればこの両端だったり

無題

無題

直近の日足だったら上二枚のどちらか。
上の場合は起点が21年11月からなのでちょっと短め、下のは21年の5月なのでかなり長め。そのへんはどのくらいホールドするかの時間によって変わりそうです。
とりあえず自分の普段トレードしているチャートを縮小して目立つ高値と安値に置いておけばなんとなくそれっぽくなります。
日足くらいまで引いておくと短期からスイングに繋がるようなポジションを持ちやすくなったりします。

ここで注意すべきは、トレンドに沿って線を密集させないことです。
何本も線がいると、いざポジションを持とうと思った際にどこを背にすべきかで迷ってしまうので、それならいっそ一番深めの場所一本で腹を括った方が個人的に狼狽が減るイメージです。

無題

↑悪い例。トレンドを追うように押し目にどんどん線を追加していくのはトレンド後半になればなるほど悪手。サポートの多さと勘違いしてそれぞれのポイントでナンピン癖もつきやすいのでどこかに絞る。

無題

ド短期であれば天井の線と赤線で割り切り、もう少しデイ寄りのロングを検討するならば黒線で考える。

ついでに私は線の起点を明確にするためにTVでは「水平線」よりも「水平レイ」を愛用しています。

ここから先は

3,504字 / 8画像

¥ 980

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?