(前編)Day2~Day4-トレードの前に

前編ではトレードを始める前に抑えておくべき心構え的なものを述べていきます。
これらはトレード以前に負ける要素を排除するためのものであり、ある程度トレード慣れしている人ならば先へ飛ばしても構わないでしょう。
とはいえ、何かブレがあると感じる人がいれば何かしらのヒントは含まれているかもしれません。

Day2-情報との向き合い方-

情報の精度

様々な情報が飛び交うTwitterなどのSNSでは誤った情報や不確定な情報も正しい情報と共に錯綜します。
「途中まで合っている」という情報は目新しさ半分、一見した際の説明できない凄さや精度に惑わされて特に盲目的に信仰されやすいような気がします。
情報自体に罪はないのですが、それを「買いサイン」や「売りサイン」といった極端な結論に持っていく書き手の問題でしょうか。
なれば、その情報のソースや計算式などは調べておくべきだと私は考えます。
その上で必要なものなのか不要なものなのかの判断をし、武器として使用する姿勢はおそらくトレードに限らず必要な要素ではないかと思います。
たとえば「数年に一度点灯するサイン」。一見すると勝率は著しいですがサンプル数は極端に低い。

↑:サンプルが低いパターンの一例。
また、マーチンゲール法のような「勝率は著しく高いがリスク度外視」といった手法。このあたりはEAがメインでソースコードがブラックボックスとなっているため未だに引っかかる人が多いとか少ないとか。
このあたりの「高勝率」を謳い文句にする情報には特に検証を重ねたいところ。
そもそも論として、「自分が理解できないものに大切な金を預けられるのか」という部分で違和感を持ちたいです。
信用に足る情報なのか、どこかに抜け穴はないか、その効能がどんなものなのか。という点については調べておいて損はないでしょう。
その上で必要ないと判断すれば見なければ良いだけです。
ただし注意したいのは「ある情報が役に立っているから他の情報を見る必要がない」と断じてしまうことです。
いくら信用に足る情報だとしてもやはりその精度は万全ではないため、それをリカバリーできないのであればやはり依存すべきではないと考えます。
そして知る前から不要と断じてしまったが故に乗り遅れる・知る機会を永遠に失うというのは不利になるのと同時に焦りから付け焼刃の知識で立ち向かわざるを得ないという状況に陥る可能性にもなります。
これらは最初に述べた「誤った情報・不確定な情報」に繋がっていくことになります。

無題
「正確な情報」のみによって行われるトレードが正確な結果を返す

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