見出し画像

OI candle

流行りのOIが一部見れるようになったのでTradingViewでインジを作ってみました。

はじめに

現在見れるのがBinance,Krakenくらいなので情報量としてはだいぶ少ないですが、Tradinglite未契約の方などの参考になれば。
今回は2種類になります。
注意点として、前提としてOIがどのようなものであるかの理解が必須です。
また、サインが出るものもありますがそれはあくまでもインジケーターによる本来のローソク足のメリットを補うためのものです。
それを踏まえたうえで以下の説明に合理性を感じた方にご購入いただければ幸いです。

インジケーターの説明

①そのまま外部のOI情報をローソクとして表示できるインジケーター
②OIの情報をローソク足に置換し、プライスアクションに合わせてサインを出すインジケーター


①に関してはTV無料版の方以外にはおそらく無用の長物。
強いて言うならば、現在TVに出ている3指標の加算指標を取り扱えるようにしています。

無題

②は現在のローソク足の色をOIの増減に塗り替えます。
チャートの値動きはローソクの形状を見つつ、色でその足のOI増減を判断するスタイルです。
とはいえ見れるのは該当足での増減の判断までなので、どの程度かという具体的な情報は実際のOIとセットにすべきだと個人的には判断します。
テクニカルメインだが、OIの情報も使いたいというライトなユーザーには新たな選択肢になるかもしれません。

無題

二つセットで表示すると以下のようになります。(表示されているのは加算表記)

無題

そして②に関してはもう一つ、テクニカル指標と組み合わせたサインを出すようにしています。
具体的には「OI"減"の状態においてピンバーが出た際にサインを表示する」というものになっています。
OI減の状態を加えたことについては、OIが減ることによる清算(利確/損切共に含)によって反転する新規ポジションを察知できるのではないかという思考からです。また、OI増減の色変化によって本来のローソク情報が見づらくなる補完の役割も兼ねています。
実際にこの情報がパフォーマンス向上に繋がるかはご自身の目で判断ください。

設定

①そのまま外部のOI情報をローソクとして表示できるインジケーター
まずは①のそのまま外部のOI情報をインジとして表示できるインジケーターの方からです。

無題

「加算指標」と「単独指標」の2種類からまずはどちらを使用するかを選択します。デフォルトでは加算指標です。
加算指標の場合はOI1からOI3の項目にある3つの取引所全てのOIを足して表示します。
単独指標の場合、OI1に書いてある取引所のOIが表示されます。
ローソク足の色は「スタイル」タブから変更可能です。

②OIの情報をローソク足に置換し、プライスアクションに合わせてサインを出すインジケーター

無題

こちらも基本的に設定項目は同じです。
「スタイル」タブからはローソクの色に加え、サインの色も変更できるようになっています。

参考までに

無題

簡易なストラテジー化(サインが出た際に1回だけエントリー、利確や利食いは行わず逆側のサインが出た際にドテン)をしてみたところ、その勝率は5分、15分、1時間、4時間、日足において約50%~60%前後でした。
インジのサインは同じ方向に何度も出たりする上、今回は利食い条件なども含んでいないため実際にストラテジー運用する際にはさらに条件を突き詰めていく必要がありそうです。
逆に裁量においては高値圏・安値圏判断をする程度で絞っておけば背の近いトレードには一定の向上が見込めるかもしれません。

まとめ

まだまだOI情報をロジックとして落とし込む段階には程遠いと作成していて感じました。
あくまで試験的要素であるため粗削りなのはご了承ください。
有料部分にてソースコードごと公開しておくので、スクリプトの勉強やOIの活用などに興味があればご利用ください。
noteについての質問などはTwitter(@lasthopelonger)までお問合せください。

ここから先は

4,953字

¥ 480

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?