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一人用ボードゲーム「コーヒーロースター」に魅せられて

明けましておめでとうございます。(今……)
新年初noteは元気よく「ボドゲデビューしたよ!」のご報告から。


2024のやりたいこと・ボドゲデビュー

年の瀬に「来年やりたいことは……」とちょこちょこと書き始めていた2024年のやりたいことリスト。そのうちのひとつを早速完了させた。

「ボードゲームデビュー」である。
きっかけは、わたしの大好きなドラマ「ソロ活女子のススメ3」の第4話「ソロボードゲーム」回。ソロ活を愛する主人公・五月女恵(さおとめ めぐみ)が一人でボードゲームカフェに出向き、さまざまなボードゲーム(以下、ボドゲ)を楽しむというエピソード。

ボドゲ=対戦相手が必要=一人では出来ない、という固定概念があったわたしからすれば、冒頭、恵が一人でボドゲカフェに乗り込む姿が既に超センセーショナル。恵はまず、一人でも遊べるボドゲ「シェイクウェーブ」「キャプテン・リノ」で黙々と遊び、その後は"相席システム"を使用し他の客と共に「枯山水」を楽しむという流れ。

ラストでは、恵ははじめにチャレンジした「シェイクウェーブ」を気に入って購入し、会社に持ち込むというシーンまで描かれていた。

え〜~~~ 楽しそう……。
ボドゲ=「人生ゲーム」で認識が止まっていたけど、こんなにたくさん種類があって、一人で遊べるものもあるのか……。
すぐ影響されるわたしは、2024のやりたいことリストに「ボドゲデビューする」「ボドゲカフェに行く」を書き、並行して、家で一人でも遊べそうな初心者向けのボドゲ探しを始めた。デビューするなら、正月休みを活用したいと思ったからだ。


一人専用ボドゲ「コーヒーロースター」

超初心者であるわたしがデビュー用に選んだのは「コーヒーロースター」!

ボドゲを買ったとて、圧倒的に家で一人でやるシーンが多いであろう私生活を想像し、一人専用ボドゲを選んだ。「一人でも遊べる」ではなく「一人専用」。そんなところもお気に入り。

まずその姿。ビンテージ感のある小包のようなデザインが施されたボックスがかわいい。繰り返すが、ボドゲ=人生ゲームで時が止まっているわたしからすれば、この一見ボドゲとは思えないおしゃれな外観もギャップのひとつ。

内容をざっくり紹介すると「コーヒー豆を焙煎し、おいしいコーヒーを淹れる」を、ボードゲームで体験していくゲーム。なんともおしゃれなコンセプト。わたしは飲食モチーフの玩具やゲームが好きなので、自然と引き寄せられてしまった。

ルールは実際にやって慣れてみるとわかりやすく簡単だが、ボドゲ初心者がルールブックのみで理解するのは至難の業だった。なので、ありがたい解説動画を視聴。めっちゃわかりやすい、感謝……。

ということで、詳しい遊び方の説明はこれらのYouTube動画や購入の前に参考に読んだ解説記事に譲って、

このnoteでは、わたしのように「ボドゲ初心者が一人でも遊べるボドゲ」探しをしている誰かのために、感想をさくっとまとめておく。


「コーヒーロースター」のいいところ

コンポーネントがおしゃれ

どうやらボドゲ界では、セットに入っている各種アイテム(人生ゲームでいうところの、車や棒人間、お金、すごろく状のゲームボードそのものなど)をまるっと「コンポーネント」と呼ぶらしい。

ゲームと聞くと、大人が遊ぶにはややかわいすぎる(悪くいえば幼稚)デザインなのではと不安に思うかもしれないが、コーヒーロースターのコンポーネントは個性があって、それでいておしゃれ。

コンポーネントには数字以外の文字は描かれておらず、ピクトグラム中心でスタイリッシュ。さきほど紹介したパッケージも含めて、家の棚にスッと置いていても部屋の印象を崩さないところが素敵だ。

カップで汚してしまった"コーヒーの跡"なども表現されていてかわいい

デザインに関してはボドゲ選びで地味にこだわっていたポイント。できれば長く遊び続けたいので、少しでも「あんまり好きじゃないなあ」と感じるイラストやデザインのものは避けたかった。この点、わたしにとってコーヒーロースターは二重マル!

リプレイ性が高い

これもひとつ学んだのだが、ボドゲの面白さを評価する指標のひとつに「リプレイ性」というものがあるそう。つまりは、飽きずに繰り返し遊べるかだ。

ものによっては、一度クリアしてしまうと二度目以降はなんとなく攻略方法がわかって飽きてしまうものもあるよう。場所もそこそことるボドゲなので、初心者の自分はバンバン新しいボドゲを買い足せるわけでもなく、できればひとつのボドゲを長く楽しみたい!

ビーンズシート。実際の豆の名前と酸味の強さ等の味わいの特徴がそのままゲームに反映されている。

コーヒーロースターは全22種類の"ビーンズシート"から1枚選んで、その内容に従って高得点を目指していくというのが基本ルール。つまり、最低でも22パターンの遊び方があるうえに、「頭を使うことで得点を伸ばせる場面」と「運次第な場面」とが適度に共存しているので、飽きが来ず、やりこみたくなる。

いろいろとレビューを読んでいると、「夜な夜なコーヒーを飲みながら遊んでいます」という人も多く、飽きにくいゲームということがわかる。

プレイ時間がちょうどいい

具体的に言うと、1ラウンドを終えるまでに要する時間がちょうどいい。コーヒーロースターは1ラウンド制(1回戦)で楽しむこともできるし、3ラウンド制(3回戦)で楽しむこともできるゲームだ。

1ラウンド制であれば、その1回でできるだけ高得点を弾きだすよう遊び、3ラウンド制であれば3回の合計得点で上の画像のように称号を目指すという遊び方になる。ちなみにわたしは今のところどんなにがんばっても合計39点以上スコアが伸びないので「中級焙煎士」止まり……!

1ラウンド、だいたい15分もあれば終えられるのでサクッと遊ぶのにちょうどいい尺。ちょっとした暇つぶしにもプレイしやすい。

省スペースに遊べる

しつこいようだが、ボドゲ=人生ゲームで止まっているわたしは、ボドゲ=机いっぱいにゲームボードを広げて遊ぶゲーム、というイメージがあった。ファミレスの4人掛けテーブル全面を使うような。

手持ちのちいかわA4ファイルとの比較

コーヒーロースターの場合、ゲームの土台となるボードがA4サイズ程度。ノート一冊ちょっとくらいのスペースに収まる。パッケージもまたA4サイズよりほんのり大きめのボックスになっているが、これがゲームに使用するチップ入れを兼ねている。

なので、実質A4サイズ×2つぶんのスペースが確保できればOK。

パソコン作業をするようなちょっとしたスペースで遊べるので、プレイしようと思った際もストレスなくコンポーネントをセッティングできる。遊びたいのに「セッティングが面倒なんだよなぁ〜。机も片付けなきゃだし」となってしまっては、ボドゲを冬眠させてしまう。


「コーヒーロースター」のもうちょっとなところ

お気に入りのゲームだが、もうちょっとなところをしいて挙げるとすれば、この2点。でもすべて慣れれば無問題、に尽きる。

ルールブックのみでは初見プレイ難易度高め

ルールブックは丁寧に遊び方を解説してくれているけれど、初心者が文字と図解のみで理解するにはやや難しさを感じた。なので、ルールブックを見て「???」となってしまったら、冒頭で紹介したようなYouTube動画をぜひ観てみてほしい。

わたしは最初、ルールブックだけ読んで理解しようとして→意味不明だったので一度片づけて→そのまま2日放置して……というBadルートを辿ったので、早めに動画解説を見ておけばよかったと後悔。動画めっちゃわかりやすい……先人たちに感謝……。

非言語なボードは慣れが必要

ゲームの土台となるボードは良くも悪くもスタイリッシュ。非言語なボードだからこそおしゃれで、言語関係なく誰でも遊べる魅力がある一方で「このマークはどういう意味だっけぇぇ?」とルールブックに頼ることが序盤多くなるだろう。

たとえば中央のイラストは、チップを2枚交換を表す。
人生ゲームのように「500万借金する」とダイレクトに書いてあればフムフムと一発で理解できるが、慣れるまではイラストとその意味とが脳内で結びつきづらくて手こずった。でもこれも、慣れれば問題ない。


初心者の一人遊びにおすすめ!

結論、わたしは本当に「コーヒーロースター買ってよかった〜〜〜!」と大満足。

プレイしようと思い立ったときのセッティングハードルの低さ×おしゃれなコンポーネント×適度なプレイ時間、が合わさってめちゃめちゃハマっている。そして初心者が一人で遊ぶボドゲとして最適解を選べた気もしている。

夜、紅茶を飲みながら(残念なことに、コーヒーが飲めない)、パチパチとチップをボードに置いていき、ゆったりした時間を過ごす。ブルーライトからも遠ざかれるアナログな遊びが心地いい。

初心者の一人用ボドゲにぜひ、コーヒーロースターを!

右上の黒い巾着袋もゲームの重要なアイテム(付属品)!

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