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思いっきり断捨離

雨の週末、思い立って、マンションの地下に借りているトランクルームを整理しました。今までも、私ひとりで何回かトライしてきたのですが、夫のものがいろいろあり、勝手に捨てると揉めるので、なかなかはかどらなかったのです。そこで、今回は夫も動員しての片づけを始めました。

しかし、どうして、男ってものを貯めこむのでしょうか。不思議なものをいろいろコレクションしたがり、捨てたがらない。偏見だったらごめんなさい。でも、女友達や妹も口を揃えて、夫や息子は、やたらにものを貯めたがると言います。我が家も、息子たちは、ハムスターかと思うくらい、自分の陣地にものを貯めて、なかなか捨てません。

今回の片づけでも、また、捨てる、捨てないと夫と揉めて、難航するだろうなと予想していたのですが、今回は違ったのです。

夫、悟りを開く

夫は、15年も使っておらず、捨てるのが面倒だからと放置していたスキー板、ゴルフバッグ2つとクラブの山、捨てろといくらいってもガンとして聞かなかった釣り道具など、「いらない、これももう使わない」とどんどんと捨てるものの山に仕分けしていきます。もう今までとは別人かと思うほど、なんと思い切りのいいこと。そして、スキー道具の中から、彼が学生時代に北欧に留学したときに、私にお土産に買ってきてくれた、二人お揃いのミトンを見つけると、「もう、これもいいね」とゴミ袋に放り込んだんです。え、それも、捨てるんかい?スキー場で、あのミトンを出して、私にプレゼントしてくれた。あのできごとがあったから、結婚したと言っても過言ではない、その思い出の品を!

その時彼が放った言葉が、「もう今だけしか必要ないんだよ」。

やや!夫、ついに悟ったか。

でも、私も激しく同意します。コロナの流行で、明日の命をも知れなくなりました。夫は還暦も迎え、私もかなりいいお年頃になり、元気いっぱいで動けるのはあと10年か15年?先が見えてきたのです。すると、もう、これは、やらない、これは、いらないという判断がきっちりとつけられる。それに、もしまた釣りがしたくなったら、新しい道具を買えばいいだけのことなのです。

わずか、2時間ほどで、トランクルームは、すっかりと片付き、今は、季節外の服がかかったラックといくつかの物を残しているだけになりました。私たちの住んでいるマンションは、大規模で住人が多いのですが、このトランクルームの空きを待っている人は、なんと300世帯を超えているそうです。大したものも入っていないので、毎月おそらく1万円以上(金額も把握していない、ザル家計。。。)の場所代を払い続けるのももったいないので、待っている方のためにも、近く解約しようねと夫と話しています。

過去への執着を捨て、今必要なものだけを持って、今目のまえにある、やりたいことをただしようと思うと、なんだか、心も頭もすっきりします。そうして、手放すことでできた脳の空間に、新しいいっぱい吸収したくなります

「もう今だけしか必要ない」

なかなかいい言葉じゃないですか?気に入りました。今後の我が家の家訓とすることにします。

ちなみに私はこちらでもお仕事をさせていただいています。よかったら、ぜひこちらもご覧ください。


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