出来る人間の正体①。

WBC日本代表優勝おめでとうございます。

自分は全く野球に興味が無くほとんど見ていないのですが、サッカーW杯と言い、WBCと言い、日本代表が活躍して日本中が盛り上がる雰囲気は良いですね。

今回はそれにちなんだお話にしたいと思います。「出来る人間の正体」です。
自分が考える「出来る人間」の要素は2つあります。それは

1つ目は、「傲慢でも卑屈でもないが、矜持と謙虚さを兼ね備えた人間」
2つ目は、「目的を設定する能力と、目的を達成する能力が高い人間」

今回は1つ目について説明していきます。




↑ところで先日、このような動画がYouTubeにアップロードされました。ダルビッシュ有選手が大谷翔平選手と村上宗隆選手の凄さについて語る動画です。
(時間がない人は、2:54〜5:00と、6:28〜8:10だけでも是非見てください。)


2:54〜5:00の内容は、村上選手の凄さを語る場面です。
要約すると、
ダル『大谷君のバッティング練習を見て、他の選手はすげぇすげぇとなってるだけなのに、村上君は1人だけ怒っているんです。彼は56本打って三冠王なのに、「負けたくねぇ」と。そして、僕や大谷君に「負けたくないです、自分はどうしたらいいですか?」と聞きにきたんです。』
(要約なので実際の発言とは少し違います)

6:42〜8:10の内容は、大谷選手の凄さを語る場面です。
要約すると、
ダル『みんなは「ホームランすげぇ、160km投げてすげぇ。どっちもやっててすげぇ。」と言うけど、僕はそこには驚かない。僕が大谷くんの凄いと思う所はそこじゃなくて、裏の部分ですね。日々の過ごし方。どういうものを食べているのか。そこを考えたら、ホームラン打てるのも160km投げるのも当然なんですよ。そこを見なきゃダメなんです。でないと大谷くんには近づけない。誰も。今僕は、代表に選ばれてそれを間近で学ぶ権利があるから、学ばせてもらっている。』
(要約なので実際の発言とは少し違います)

この動画を見てまず自分が思ったのが、
「大谷も村上もすげぇけど、ダルもすげぇ。」と言う事です。何が凄いというと、謙虚さです。

大谷、ダル、村上。彼らは日本のスーパースターです。それは実績が証明しています。
そんな彼らがどうしてスーパースターであるのか考えてみて下さい。

持って生まれた類まれなる才能?血の滲むような努力?もちろんそれらはあると思いますが、それだけだったら彼らは日本プロ野球レベル止まりだったと思います。彼らが日本プロ野球レベルを超え、メジャーリーグレベルであるのは1つの違いがあります。

そもそもの姿勢が、凡人とは違います。  

自分は最初に言いました。出来る人間の要素の1つ目は、「傲慢でも卑屈でもないが、矜持と謙虚さを兼ね備えた人間」である事。それはつまり姿勢です。
これは必ずしもスポーツだけの話ではありません。仕事でも、勉強でも、コミュニケーションでも、遊びでも。なんの分野でもそうです。出来る人間に共通している点は、姿勢です。

そして朗報があります。
姿勢は、凡人でも変える事ができます。

それについて解説していきます。


「傲慢、卑屈---矜持、謙虚」

これを読んでいるあなたは、この四つの単語の意味について、どう考えているでしょうか。

自分の4つそれぞれの意味の解釈は以下の通りです。

「傲慢とは、絶対評価以上に自己評価が高い事。またはその姿勢、態度。」
「卑屈とは、絶対評価以上に自己評価が低いこと。またはその姿勢、態度。」
「矜持とは、自己評価を正しくした上で、その評価に正しく自信を持つ事。またはその姿勢、態度。」
「謙虚とは、自己評価を正しくした上で、自分より優れた人間から素直に学ぶ事。またはその姿勢、態度。」

自分は以下のように思っています。
人が自分より格上の存在を目にした時、
3流は、自分よりも格上である事にさえ気付けない。
2流は、自分には辿り着けないレベルと捉え諦観する。(実際は辿り着けるレベルなのに)
1流は、自分がそのレベルに到達する為の方法を模索する。そして正しい方法を選べる。

ここでいうところの、
3流が傲慢です。謙虚がなければ、3流止まりです。
2流が卑屈です。矜持がなければ、2流どまりです。
つまり1流たるには、矜持と謙虚の姿勢が必要なんです。

もっと簡単に言いましょう。
彼らは、彼らの中にあるものさしが正確だからこそ一流のスーパースターなのです。


---正確なものさしで自分を測る

その正確なものさしで、まず自分を測ります。
すると、自分には何が出来て、何が出来ないかが分かります。そして、
出来る事を更に伸ばすには、何をすべきか。
出来ない事を出来る様にするには、何をすべきか。
はたまた、それは身長のように出来ないままの事であるのか。その穴を埋めるには、何をすべきか。

それらがわかるからこそ、彼らは無駄な努力ではなく、正しい努力ができるのです。
ダルビッシュ選手も13年前に言っていました。
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」と。

「ニーバーの祈り」という有名な言葉があります。
「神よ
変えることのできるものについて、それを変えるだけの勇気をわれらに与えたまえ。
変えることのできないものについては、それを受けいれるだけの冷静さを与えたまえ。
そして、変えることのできるものと、変えることのできないものとを、識別する知恵を与えたまえ。」

これがまさに、正確なものさしで自分を測る事です。


---正確な物差しで他人を測る

正確な物差しで測れるのは何も自分の事だけではありません。他人の事も測ることができます。すると、

自分より優れた人を自分より優れていると認知する事ができます。そこに謙虚さを持ち合わせていれば、優れている部分を吸収する事ができます。

自分より優れてない人を自分より優れていないと認知する事もできます。そこに矜持を持ち合わせていれば、反面教師にする事ができるのです。


まとめ

ここまでの話をまとめると、
「自分の中に正確なものさしを持ち、矜持と謙虚という姿勢を持って生きれば、誰だってスーパースターに近づける」という事です。これを上手く言い表した言葉があります。

「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」です。

余談ですが、
「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。」
「ニーバーの祈り」
「彼を知り己を知れば百戦殆(あや)うからず」は自分の10個ある座右の銘のうちの3つです。(③.⑦.⑩)
↓に10個まとめていますので、是非読んで頂けると嬉しいです。





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