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Power Automateと私のこの1年の色々

この記事は、Microsoft Power Automate Advent Calendar 2022 の 12/19分のです。

確認してみたら、Power Automate(当時はFlow)の存在を知って最初に作ってみたフローは3年も前のものでした。それからずーっと放置していましたが、この1年でなくてはならないものになりました。改めて振り返ってみようと思います。初心を思い出して、これから触れる人に対する何かしらヒントが得られればいいなと。
自分語りのポエムです。

時代別振り返り

知っていたのに使わなかった時代

3年くらい前。どう使うものなのか、わからなかった。
なんか自動化できて便利っぽいということは知ってても、そんなに自動化したいこと・自動化できることがなかった。
テンプレートを見て、天気予報通知してもらっても別に嬉しくもないなぁ、なんて思ってた。これは使えるのではというのを見つけて試しても、エラーが出て諦めちゃったり。
「あったら便利かも」くらいなもので「なくても困らない」ものだったので、あまり情熱を持てなかった。

思い出して使い始めた時代

1年より少し前。Power Automate Desktop や Power Apps が注目されたことで思い出して、使い始めた。
コロナの影響や人の入れ替わりがあったことと、Teamsの利用が急激に増えたことで、スケジュールや何らかのトリガーで通知することの需要が急速に高まった。
本やサイト等、説明やレシピを公開してくださる先人も沢山見つけられるようになっていた。
ただ、正直言うとPower Automateのことは少し舐めていた。IFFFTを使ったことがあったので、トリガーとアクションを指定してやればいいんだ見ればわかるでしょ、と考えていたんだと思う。実際、それで事足りる用途にしか使っていなかったし。
当時は丁度出版された『Power Apps入門』に心奪われていた。時代はローコード開発だろう、と。Power Automateは裏方だなと。

イベント参加しはじめ時代

何がきっかけか全然覚えていないのだけれども、たぶんPower Apps関連のことを検索していてたまたま目についたconnpassのイベントに参加してみたんじゃないかと思う。
2021年の7月8月といくつか参加してみて、今思うと全然理解できてなかったと思うんだけど面白かったんでしょう、11月から参加しまくっている。connpassで興味のあるキーワードで検索しまくった覚えがある。

参加したconnpassイベントの一部

興味を持ったときに情報が得られること、取り組んでいるのは自分一人ではないという感覚を得たことは大きかったと思う。

気ままに勉強会時代

~Now。これもまた覚えていないのだけど、2021/10/30のJPPUG 環境&コンプライアンス祭りに参加して、これは知っておかないとまずいぞと思った気がする。そこで登壇されていたたなさんから「気ままに勉強会」のことを知り、参加。
気ままに勉強会~ Power Automateとその仲間 ~
そのときのお題は、「変数・式・動的なコンテンツ・JSONってなに?」。あれ、Power Automateすごいぞ自分全然できてないぞ、と衝撃を受けたかどうかは覚えていないのだけれども、その後ほぼ毎回参加しているということはそういうことなのではないかと思われる。

自分にとっての必要性を感じることが大事だけれども、何より楽しいんだろう。気ままに勉強会以外にもいくつかの勉強会に参加して、コミュニティの良さ、恩送りの精神を知り、主体的に楽しもうと思うことが出来たのは本当によかったと感じている。

Power Automateと仲良くなる

気ままに勉強会のサブタイトルを見ていくと、最初こそ「パワ美ちゃん」だが、あれっ? あれあれっ??  なんか難しい話してる? となったりするんじゃなかろうか。

  • 配列

  • 制限

  • API、GraphAPI

  • SharePoint、SharePoint リスト

  • 承認コネクタ

  • Adaptive Cards 等々

でも実は、こういったことを知っておくのと知らないのとでは、全然面白さが違うのだ。

正直言うと、今まで参加したものでも全然身についていないものは多い。
そのテーマのタイミングが自分にとっての「今まさに」であれば幸いだけども、そうでないなら「ふぅん」でもいいんだと思ってる。Power Automateを使っていれば、「今まさに」必要となるタイミングは来るので、そうしたら振り返ったらいいんじゃないかと。
少なくとも、右も左も分からない無垢な状態ではない。

知識ということだけであれば、例えば「接続先であるSharePointの仕様も知っておきなさい」でもいいんだけど、それでは相当な数の人を振るい落としてしまうだろう。特に会社として「使わせる必要」がある場合は、選ばれし者だけが使えればよいのか、どこまでどのように教えるのかの線引きは考えておかなければならない。コミュニティの進め方は参考になる部分もあると思う。

実際の話、これらの知識は「知ったから明日から使える」というものとは限らない。しかし、何かをしようと思ったとき、つまづいたときに、もしかしてと考えることができる種だ。
エラーを読む、一回フローを動かしてみてどんな結果が返ってくるかを見てみる、あぁこれってあれだなと気づく。そういったことを繰り返す中で、自分のわかっていなかったことを何度も復習する機会が得られる。
コミュニティでは実際に説明してくださる画面を見る中で、直接的に説明している訳ではないそういった所作も学ぶことができる。

Adaptive Cardsでわかりやすく通知したいと思ったらJSONも関わってくるし、配列も関係してくる。
一つを覚えたらここまではできるという単純なものでもないけど、ちょっと進んで振り返ってみたら、いろんなことができるようになっていると思う。
Learnとかちょっと難しいブログとかも何となく読めるようになっているのは嬉しいことだ。
また、直接・間接問わず、知っている人が書いた記事は分かりやすいような気がする。知っている人が増えるのはよいことだろう。

気ままに勉強会やRPA Communityなど、ちょこちょことLT大会のあるコミュニティもあり、これもまた創意工夫した実践や体験を発表してくれる仲間たちによるよい機会だ。

コミュニティで登壇して説明してくださる方々はみな、「自分の勉強のためにやっている」「自分が楽しいからやっている」なんてことをおっしゃる。
アウトプットが自分のためになるからだとしても、それで恩恵を受けるのであれば、その上に胡坐をかかずよい聞き手であろうと思う。

みんなもPower Automate好きでしょ。みんなが楽しめたらいいよね。

文中の参加したconnpassイベントの一覧は、Miyakeさん作成のconnpassコネクタを利用しています。これも1年前だったらよくわかんなかった。
各方面に感謝です。

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