日記230110

藍を園に送り届けてから買い物に行ったら、お世話になった店員さんに会うことができた。藍がまだよちよちと歩いていた頃からずっと見守っていて、夏来が産まれた時も声を掛けてくれた方だった。今日も、お兄ちゃんは幼稚園ですかと声を掛けてくれたので引っ越す事を告げた。驚いていたけれど、地元に帰る私を良かったねと労っていただいた。
帰り道、夏来に話しかけながら暖かい朝日の中を歩いたら涙が堪えきれなくなった。

ここ数日、夜に別れが寂しくなった時はお世話になった人たちを思い浮かべてお祈りをする事にしている。プラスに変換できて良い。他人の幸せを祈るというのは穏やかな気持ちになるものだと思った。こんな体験を重ねて人は丸くなっていくのだろう。
先日、過去のLINE履歴を見る機会があった。当時は独身で仕事一筋、職場では人当たりの良さを売りにしていたはずなのに、改めて見返すと自分でも驚く程自分勝手だった。表向きは笑顔で接していたので優しい人だと思われていたけれどそれは作戦のうちで、裏の顔は思い通りにいかない周囲の人に対して攻撃的に罵り、いつも自分中心で他人の幸せを願うなんて考えもしなかった。
藍が産まれてから子育てに自信が持てず、更に引っ越して知り合いの居ない所で2年間暮らした。辛いことも多かったけれど、多くの地元の方々に支えて貰い必死に1日1日を過ごした。ここまで人生観が成熟したのであれば出産や育児もここでの生活も大きな意味のある事だった。経験して良かったなと思う。


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