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思ったことや読書の記録ができたらいいな

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最近の記事

桜の樹の下には屍体が埋まっている

青空の下の桜は華やかでありながら可憐で 清廉な印象さえ受けるけれど 雨に濡れるそれは今にも雲と同化して消えていってしまいそうに曖昧で、儚げでありながら 決してそうはすまいと普段は白に近い花弁の桃色を濃くしているようにも見えて、妖艶な凄みを感じる。 桜の樹の下には屍体が埋まっている なんて最初に言われたのはきっと雨の日だったんじゃないかな… などとぼんやり考えながら帰宅した満開の季節の夜勤明けの雨の日。 桜が満開に近くなると毎年狙ったように雨が続く気がするのも…なんて考え

    • 読書記録「友情/武者小路実篤」

      昔読んだ作品の中に登場したタイトルとして記憶していた本 旅行先で、薄くて手持ちのバッグに入りそうという軽い理由で購入したけれどとても好きな作品でした。 *** 野島はあらゆることを親友の大宮に共有してきた。学問、仕事、気に入らない知人、そして恋愛。 野島の語る杉子への恋はどこか現実味が無く、終始美しい彼女を通して"理想の女性"に恋をしているようであるが それでもその恋は当人にとっては間違いなく人生を賭けたものであり、大宮もそう理解している。 一方で、野島の大宮への信頼

      • 占い

        週に1回、ある方がSNSに載せている占いを読む。 熱心に読み込んででいるわけではないけれど ふぅん、とすこしだけ心に留めていると迷ったときに小さな指針になってくれるような、絶妙な距離感の言葉たちが心地よい。 今週のわたしは"将来の理想のために今やるべきことの方向性を感じ取れる"らしい。 うだうだと迷いながら、すこーし行動を起こそうとしているわたしにぴったりだ、やっぱりいい決断だったのかも と心が軽くなった気持ちがした。 こちらの状況などなにひとつ知らない相手から贈られ

        • 日記

          最近は、できる限り早く起きるようにしてみている。 朝、人の気配の少ない時間を過ごすことは不思議な優越感を感じられる。 コーヒーを淹れて、読書をしたり、勉強をしたり。やっぱりすこし眠くなってしまってうとうとしたり。 今朝もそんな時間を過ごそうと5時にアラームをかけたつもりだったけれど 休日前夜だった一昨日、ここぞとばかりに夜更かししたわたしが早朝の騒音を恐れて解除していたのをすっかり忘れていた。 アラームが鳴ったのは6時で、もういっそのことこのまま出勤ギリギリまで寝てしま

        桜の樹の下には屍体が埋まっている

          ハードルを下げたい

          あらゆることに対するハードルを下げたいと思っているここ1、2年 例えば ひとり旅をすること 海外に出ること 絵画や舞台といった文化に触れること 放置したnoteに投稿すること ハードルを下げるのに手っ取り早いのは (矛盾するようかもしれないが) 1度経験してみることだと思う そして"最初の1回"のハードルが1番低いのは 比較的体力があり 学生時代よりは自由になるお金があり 守るべきものが少ない 20代の今ではないか、と いつになっても年齢なんて気にせず果敢に生きたい!

          ハードルを下げたい

          落ち込んでいる話。

          社会人になって気付けば3週間ほど 1日も、1週間も今まで感じたことがない程度には長いけれど、3週間はなんとなくあっという間だった気もする あっという間だけど、自分のやりたいこと、やらなければいけないこと、すきなことをするには やはり時間が足りないかなぁ…… もう少し時間と体力の使い方がわかってくれば 上手いことやれるのかしら。などと思ったり ここ数日は4月に入ってからいちばん かもしれないくらいに心が荒んでいたので 久しぶりに文章に起こしてみようと思いたった。 話の流れで

          落ち込んでいる話。

          春のこと

          春が苦手だ。 日に日に暖かくなるのは心躍るし 桜が咲けばその下をスキップでもしそうな 足取りで歩いてしまうけれど 春はどうしたって変化が激しい。 特に今年の春は、 学生から社会人へと肩書きが変わる。 起きる時間も、通う場所も、帰る家も、 顔を合わせる人々も、 これまでの人生で最大級と言っていい変化が 起こるのだと思う。 変化が苦手だ。変化にはエネルギーを使う。 最大静止摩擦力と言う言葉を昔習ったけれど、 あれは変化に対面した人間にも適応されると思う。 春は変化の季節だ

          春のこと

          数日ぶりに

          三日坊主に定評のある(?)わたしなので 試験が終わり、引越し準備、卒業準備、帰省、荷解き、各種手続きetc...に追われるこの時期 3日に1回、なんなら毎日でも投稿しようと思っていたnoteも触れないまま何日経ったか… と思いながら久々に開いたところ、 わたしのために書かれたのかしら??? と思うような投稿に出会ってしまいました。 noteの作法がわからず、やり方も分からずなので その記事をこの場でご紹介していいものか判断がつかないのが残念ですが その記事によれば 継続

          数日ぶりに

          コピーのこと

          先日、駅でとある映画のポスターを見かけた そこにはたった8文字のコピーが記されていて、 その短い言葉に一瞬で撃ち抜かれてしまったわたしはさして興味もなかったその作品を映画館で鑑賞することに決めた 年に数回、電車内広告やポスターのコピーに 釘付けになることがある とても貴重で、胸の高鳴る強烈な体験。 何がほかと違ってどういいのか、なんて全然言葉にできないけれど 「見てこのコピー!」と各所に触れ回ってしまいそうになる反面、自分以外の人間の評価なんて気にする余裕もないくらい

          コピーのこと

          遅ればせながら。

          最初にするのが定石だったかもしれないけれど 遅ればせながら自己紹介など 卒業を間近に控えた大学生。 資格職に就くために、この数ヶ月は4年間で1番と言っていい程度には勉強をしていました。 最後のモラトリアムが失われていく気がしてぶつぶつ文句を言いながら、(笑) 文章を読むことがすきです。 昔から小説は特に好きで、ここ数年はエッセイやブログなどもほんの少し。 その流れ(?)でnoteに出会いました。 といってもたまにTwitterからリンクで飛んでくるくらいだったけれど 文

          遅ればせながら。

          優しさと無関心

          「この1年、仕事をせずに資格の勉強に専念していたのだけど結局ダメだったの」 「そっか、とりあえずはおつかれさま。仕事をしていればある意味それが言い訳にもなるのに、そこまで自分を追い込めるの、すごいよ」 「ありがとう。そう言って貰えて嬉しい、仲良い友達に仕事もしないで実家暮らしだなんて甘えだって言われてショックだったから」 *** 「恋人がこんなやつでさ」 「それは流石に……離れた方がいいんじゃない?」 「うん、そうだよね、わかってる。自分が友達にこんな話聴いたら絶対別れた

          優しさと無関心

          はじめまして。

          なにかがやりたくて、 でも何ができるのか 何かできるのかすらわからなくて だけど文章を読むことは昔から好きで 知らない言葉を、知識を 蓄積していくことは楽しくて つらつらといろんなことを考えたり、 考えてるふりして何も考えないで 理屈ぽい言葉だけを並べることもすきで この場なら、 それをやっても許されるかなと思って 思ったこと、考えたことを ぽろぽろ呟けたらいいなって思っています

          はじめまして。