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10Xで過ごして変化してきた「D&I」の捉え方


この記事は10X 創業 6 周年アドベントカレンダーの 18 日目の記事になります。 昨日はサポート部のoga-chanがStailerのサポートの価値を考え続けた半年間 ~チームで見つけたある答え~という記事を公開しています!
と、
書いてみて気づきましたが、前記事(22年クリスマスの10Xのアドベントカレンダー企画)でもoga-chanの翌日の更新でした。デジャヴ感のある書き出しですが、前回の更新からあっという間に半年経過していてびっくりしています。

はじめに

manaです。10XのCorporate Operationsという部に所属しつつ、人事制度運用のチーム、そしてこの23上期から立ち上がったD&Iプロジェクトにも関わっています。
Corporate Operationsって何?という説明は割愛するのですが、私もみんなも頼りにしている我らがマネージャーの【10X社員に10の質問】シリーズがあるので、そちらもご参照ください!

今日のテーマ

今期から10Xでは、これまで掲げてきた10X Diversity & Inclusion Policyをより力強く推進すべく「D&I プロジェクト」を組成しています。
まさに私も一員として取り組む中ではあるのですが、せっかくの個人ブログなので、今日は私個人が感じている「D&I(Equityを含むDEI)」について書いてみようと思います。自身が10Xに入社してから今時点までの中で、変化してきた経緯や気づきについてつらつら,,,となりますがお付き合いください。

そもそもDEIとは?? 引用元:https://social-innovation.hitachi/ja-jp/article/what-is-dei/

これが言いたい

先に結論から書いてしまうと以下の3点です

  1. 前提、組織として D&I 推進が掲げられていることが最重要

  2.  D&I に触れる、考える、に遅すぎることはない

  3. 継続的にD&Iに触れていることで、徐々に内在化される

10Xに入社してから触れたD&I

前段として10Xには 10X Diversity & Inclusion Policyがあります。
2021年4月、社員20名程のタイミングで 公開しています。(策定・公開の背景はこちらのブログをどうぞ)

私が入社した2022年4月時点では社員60名程。入社初期のオンボーディングでも、このD&Iポリシーが10XのMission、Valuesと同じく組織の最重要な価値観の一つとして存在していることが話されていました。
以降の接点はこんな感じです。

DEIのコミュニティーは月に1回開催されていました(企画を継続してくれたメンバーに感謝)

D&Iに触れて感じたことや変化

入社前

そもそもの話になります。
10X入社前に2社経験しているのですが、特にどちらもD&Iに関しての取り組みは実施していませんでした。
社内で「女性だから〜」「まだ若いんだから〜」といった発言が出ること、また明言されていなくても、そういった無言の圧を感じる場面はありました。ただそういった発言も、社会に出ればある種当たり前に存在するものとして過ごしてきたように思います。

2社目は100名規模のSIerだったのですが、そこで初めて海外で新入社員を採用し受け入れるという経験をしたことがありました。より多様な属性の社員を受け入れる決定をしながらも、受け入れる会社側にカルチャーを強化する準備や、これを機によりインクルーシブルに変わっていこうとする雰囲気は強くありませんでした。インクルージョンではなくインテグレーション*だったなと今振り返っています。
こういった環境の中で、自身も鈍化していたし、意識せずとも違いを排除したり、周囲の誰かをドキリとさせる行動を取っていたかもしれません。

*補足 引用元:https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/sp/contents/column/20220722_inclusion.html

入社後

そんな状態だった私の目には、10X入社後に触れたD&Iポリシーが「先進的な会社だな」と映ったことを覚えています。

特に入社後の「DEI入門と無意識バイアスの研修」を受講して、組織としてなぜDEIを推進するのかをCCOであるRicchaさんの言葉で聞けたことは非常に刺激になりました。
特に記憶に残っていることを3点共有します。

1.  個々人は優秀でも集団で見ると盲目になるという矛盾に、多様性の重要性がある
2.  無意識バイアスがあるということに気づき、コントロールすることが大切
3.  自分が間違えた(自身が不適切な発言や行動)ことに気づいたら素直に謝る

研修より

特に3については自分が間違えないようにと思うばかりに、話題を避けたり逆に不要な配慮をしてしまったりするケースがあるな、と気づきでした。

研修資料から抜粋
研修資料から抜粋

また、「DEIを考える時間」というコミュニティーは、Corporate Strategy部の前原さんとCCOのRicchaさんが主催されていて、月に1時間有志が集まって発散的に議論したりトピックを共有したりする場でした。

ある回は、メルカリ/ソウゾウDEIチームとの交流会を企画いただいたりと、社内外でどんな課題感やモヤモヤがあるのか、DEIに関わっているメンバーや経営がどんなことを考えているのか、に触れることができました。

そこで感じたのは当初「先進的」と感じた10XもD&Iの一歩を踏み出した状態で、これから進めていくステージであること。また、D&Iはカルチャーであり、社員の共感を広げたり文化を醸成していくには、こうしたボトムアップの取り組みが重要なのかもしれない、ということでした。

私自身も「あの出来事のモヤモヤは実はこういう観点で引っかかっていたかもしれない」というようなことを思い返したり、他の人のコメントを聞きながら、自分なら、10Xならどうするだろうと考えたりする様になりました。
継続的に考える機会を持つことで、当初の触れる・知る、という段階から徐々にD&Iを自分事(内在)化できてきたと言えるかもしれません。

各自のお悩みカタリバコーナー終了後の写真

最後に

23年の上期からD&I PJが組成され、事業価値最大化のためのD&Iの取り組みをその一員として(まさに自分事として)進めていくことになりました。

プロジェクトのゴールについてメンバーでワークショップをした資料

初期段階ではありますが、全社アンケートの実施などを通して女性の人材開発や、リモートのコミュニケーション、ライフスタイルと働き方などいくつかのイシューが挙がっています。
中長期の取り組みになる想定ではありますが、色んなメンバーの強みを掛け合わせながら、チームで誠実に取り組んでいければと思っています。

こちらの進行についてはまたいつか改めて記事にします!

さて!
明日はデータサイエンス&エンジニアリング部の谷口さんが更新予定です!お楽しみに!

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