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おしりのしおり Vol.3

Vol.2の続き。いよいよ手術。

手術の説明


血液検査の結果、問題なし。先生から、心は決まりました?手術でいいですね?と再確認。切るのはやっぱり怖いので、注射だけはどうでしょうと怯む私に、先生絶句。切らないと綺麗にならないのにそんな不良品売るみたいなことできませんよと先生。
面白い先生。私は改めて先生の自信に賭けることにした。
看護師さんから説明の紙をもらう。私の手術は朝イチだったので、前日の夜は早めに食べ、朝は無し。夜ご飯は消化にいいもの素うどんかお粥。ネギもダメ。

術後1週間避けるもの
重いものを持つこと
激しい運動
お酒


費用は3万円ほどの予定。3割負担でも5万円以上を覚悟していたので嬉しい誤算だった。病院や痔の種類、悪化状況によってかかる費用は違うらしい。酷くなる前に病院!これ大事。

排便は当日必ずしてほしいので、難しそうならお尻に入れる薬を(座薬のようなものだった気が)先に渡します。と看護師さん。
痔主だが便秘もない私は自分のSiriを信じて薬を断る

手術準備〜主に食い意地


家に帰る途中。しばらく重い物持てないことを考え、日用品の買い物に行く。
術後も消化の良いものを食べることになるので、鯛の出汁の茶碗蒸しと、枝豆の豆腐も買った。術後のお楽しみだ。
そしてしばらく好きに食べられないことを思い、帰宅後おやつにおかきを思いっきり食べる。ふう満足。これで明日の手術はバッチリだ。

夜お風呂に入りながら、ポチッと出た痔を触ってみる。
さようなら痔。全然悲しくない。

食べ物のことばかりで思い出したように、寝る前にAmazonでドーナッツクッションをオーダーする。危ない忘れていた、これで本当に安心だ。

手術当日〜地下室の手術室


予定通り朝排便アリ。水とお茶のみ許されているが既にお腹が空いている。
病院へ到着すると、地下室にある手術室へ案内される。前から気になっていた、地下室への階段をくだっていく。
みんなここからよろよろと上がってくるので、興味があった。地下の手術室。。。ホラーみたいな響きとは裏腹地下の手術室は予想と違って綺麗だった。ロッカーで着替え、ベッドに横になる。

手術中〜痔に悪い奴はいない


手術の予定は、麻酔15分、手術30分。
その後点滴が切れるまで30分−1時間ほど休んで帰宅予定だ。

うつ伏せに寝て、テープ麻酔。
そして、仙骨麻酔。お尻の上あたりに注射を打たれる。
仙骨麻酔は、ピリピリした。痛そうにしていたら
今日の手術これ以上痛いことないからね〜と先生が言ってくれる。

ぼんやりする点滴が入ってすぐにぼーっとする。
先生が、痔に悪いやつはいないからね。痔はいいやつ。
とかなんとか冗談言っていたのを最後に意識飛ぶ。

カチャカチャ器具の音は聞こえた気がする
呼ばれて起きる。ドーナツが無性に食べたくて。
起きた瞬間ドーナッツ…とうわごとのようにいう。

ふらふらなまま(下半身に力入らない)看護師さんに連れられて
さすがお尻のクリニック。とても快適な椅子で点滴されながら待つ
なかなか点滴が落ちず、私は1時間くらい座っていた。

麻酔が早く切れるよう、座りながら足を動かしてねといわれる。
他の人が手術に入ったり出たりするのがカーテン越しに聞こえる。
時たま、ものすごいいびきも。

ぼーっとしたまま、看護師さんから過ごし方と薬の説明をうけて、
なんとか着替える。スカートにして本当によかった。しかし靴履くの大変。
湯船は明日から入って良くて、清潔になるし温めてSiriにも良いので何度も入ってねと言われる。薬はロキソニンと胃薬。それでも痛い時はカロナールを追加。どうしても痛い時は、病院へ電話してブロック注射を打ってくれるそう。そして便を出す酸化マグネシウムは自分で調整して飲むよう言われた。

地下の手術室からよろよろと自分で階段を上がる。
先生にもう一度Siri見せて、大丈夫そうだねと。
結局私のSiriは、注射、切除、溶ける糸で縛ると3つの手術をしたそうだ。痔の手術はアートと言うけど本当かもしれない。溶ける糸は、痔核を縛って、腐らせ、💩と一緒に出るらしい。
来週のアポとり、終わり。お会計27000円程。

どうしてもくるときに駅で見たオニギリが食べたい。
買ってきて!味はシャケ!と迎えに来てくれるBFに伝える。術後すぐでこれ。自分の食い意地が恐ろしい。

よろよろと調剤薬局へ行き、自分で受付。薬受け取る。
痔の手術した後とは薬剤師さんも思うまい。15分後迎えに来てもらい、薬も受け取り、電車の振動がきつそうだなと、タクシーで帰る。

帰宅後〜やっと食べれる


家に着いた頃から麻酔切れて、のたうち回る痛さ。楽しみにしていたランチも薬を飲むために貪るように食べる。おにぎり2つと、たまごやき、からあげ1つ。薬が効いてやっと眠る。買ってきてくれたタイヤキは我慢。
ドーナツ椅子にも痛くて座れないので夜ご飯のうどんも立ったまま食べた。
夜中、ドーナツ食べたいと枕元の月のライトつかむ。別に好物でもないのになぜだろう。そして薬が切れて痛みで起きる。追加のロキソニン飲んで寝る。痛みで眠れずイライラして隣で寝ているBFに八つ当たり。

さあ二日目
先生はみんながんばって学校会社行くよと言っていたけど、これ日常生活きつい。椅子に座る仕事や学校はしんどい。
おもむろに飲んだ、酸化マグネシウムでお腹下す。Siri痛い。

朝起きてトースト
またpp(酸化マグネシウム…
トースト半分とホット黒胡麻アーモンドミルク
カロナール飲む
湯船は座れる
翌日から入っていい
薬注入はまだ怖い
お尻付近全体が腫れている感覚
ドーナッツクッションあるけど
まだ座れない。とくにうちにあるバーチェアには無理。足がつく椅子じゃないと無理。まだSiriが痛むので体重を受け止められない。
耐えれる痛み
3日目左足の付け根あたりの鈍痛で目覚める、昨日より全然寝れた印象だ。朝からお風呂に入り痛みを和らげて1日をスタートさせる
看護師さんからも1日に何回もお風呂入っていいからね
清潔にして暖めてと。

お尻の治療は一歩進んで2歩下がる。だからねー 

お酒はジャンジャン飲んでいいよ

運動もまる!と先生。

ホントかなあ。怖くて無理だ。
次は3週間後の診察。

あとがき〜


痔の日帰り手術をメモ書きで残していたが
その後友達から相談された時に役立っていたのでここに残す。
どなたかの役に立ちますように。

日帰りといっても術後は何度か診察が必要だし、
しばらくは薬を毎日排便後に塗るし、手術してもすぐには終わらない戦いだったが、無事に綺麗さっぱり無くなってもうすぐ一年(2022年5月に手術した)今ではイボが複数あったことなんて思い出せないくらい調子良いしその後再発もない。


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