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戒め

 

更年期のお薬、メノエイドコンビパッチをお腹に貼る日は火曜と土曜日。
お風呂上りに貼る。
これのおかげで不快症状は治まってきており、ありがたいお薬である。


スマホのリマインドアプリに登録して薬の貼り忘れがないようにしている。
忘れっぽい年頃になったので、このリマインドアプリは重宝している。


日曜日にお風呂に入って体を洗っていると、気付く。
お腹に貼ってあるはずのパッチが無い。

あれ?昨日土曜だったし、貼ったよなぁ?

貼ったと思う。

いや、まてよ?記憶がないぞ。
でも袋を開けた記憶はある。手でぺりぺりと破って開けるから。

じゃあ、剥がれてしまったのかなぁ?

仕方ないや。
早々にお風呂を出て、新しいパッチを出してきて貼ることにした。


袋をぺりぺりと破りながら思い出した。

こうやって破ったけど、途中で別の何かに気を取られた記憶があるぞ。
だから中のパッチを取り出して貼るところまでは至っていない。
破った途中の袋がどこかにあるはずだなぁ、と思いながらパッチを貼った。
何に気を取られたのかは忘れているが、どうせ洗濯物を干すとか、面白そうな番組に見入った瞬間があったとかそんなもんだろう。
どこかに、開けかけの袋があるはずだと探し回る。

バスローブの両ポケット、棚の上、洗面所、下着入れの中、

置きそうなところ全部見たけれど無い。



もうっ!とイライラしながら頭を掻こうとしたら、手にぬるぬるする感触が。


コンディショナーがついたままである。| ू*꒦ິ꒳꒦ີ)。oO



洗い流さずにお風呂場を出てきてしまった。

なにやってんだよもう!と自分の不甲斐なさや苛立ちを誰にもぶつけられないまま、おとなしく洗面所でコンディショナーがついた髪を洗う。



思いついたことを行動に移すのだけど、どれもこれも中途半端なんだよ。
やだもう。




その後、1週間経ってからいつも着ているぬくぬく袢纏のポケットからメノエイドコンビパッチの袋が見つかった。
(ありそうと思うところ探したはずなのに、毎日着てる袢纏は探していないとか、なんだよもう。)


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貼りましたとも。

noteへの恥さらしは自分への戒めである。