今、二つの場所から
体を伝わるのは、起こす事もむずかしい程の身体
貫かれるように痛む未来
永遠に続くような黒い影、落ちてしまいそうな鼓動
私はそんな風に”恐怖”を見ていた
でも恐怖は、当たり前にある光のあたたかさを教えてくれた
私の歩く道さえも照らしてくれる、支えてくれる手の温もりも
私はあの時の”恐怖”を両側から眺めてみる
落ちてしまいそうな鼓動、そして内にある希望
でもそれは私の抱いた恐怖の幻影
恐怖の本当の姿はまだわからない
今、私は目の前の”恐怖”を両側から眺められている
そして上からも下からも
それは私が抱いていた”恐怖”の幻影
恐怖を片隅に置きながら、そこからどうするかは
”今”の私の歩み方しだい、その先はまだわからない
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