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人種のるつぼ(ワールドカップ観戦記)その③

海外に行くといつも、自分がどうしようも無く日本人で有る事を痛感します、良くも悪くもね。今回のワールドカップの様な世界中から人が集まる舞台ならなおの事で。

今回特に印象に残ったのはメキシコ人達の暴れっぷりですね。何でこの人達はお酒も飲まずにこんなに騒げるの!って思う場面が沢山で。スタジアムの周りで、地下鉄の車内で、トイレの中で、お店の中でも、とにかく至る所でスピーカーから音楽流して大騒ぎ。

突然ドーハのメトロでプロポーズ。これ彼女は嬉しいんかな?笑

とにかく陽気で、近くにメキシコ人が居ると楽しい気持ちが移ってくるんです。次回のワールドカップ開催国(三カ国共同開催)でも有るので楽しみですね。

一方こちらはGL敗退が決まった直後の地下鉄の風景。めちゃくちゃ落ち込んでる&不機嫌でこの後この人達、仲間同士で殴り合いしてました。ピエロコスで喧嘩はマジホラーだった…

うなだれるメヒコファン

同じ車内に居合わせた同グループだったアルゼンチン人も同じ時間にGL突破決めましたがめちゃくちゃ静かにしてましたねぇ。メキシコ人刺激したらヤバい感じしてましたもん。

お酒の無いワールドカップと言う事で、今回ドイツやイングランドのファンの印象が全然残って無くて。対照的にやはりブラジルやアルゼンチンの南米の国の人達は賑やかでしたね。

以外だったのがサウジアラビア、隣国と言う事で沢山来ていたのと、初戦のアルゼンチンに勝利というアップセット決めた勢いも有ってなのかな、至る所で賑やかにしてました。

日本代表がドイツスペインという強豪国を撃破した事で代表ユニを着ていると本当に沢山の国の方に声を掛けられたり写真をせがまれたりしました。

スタジアムの清掃活動はFIFA公式番宣にも使われたりしてTVでしょっちゅう流れてましたし、カタールの現地新聞にも特集されて居たりして、自分の知り合いがアラビア文字でなんて書いてあるか分からない新聞に載ってるのが不思議な感じだったなぁ。

逆に日本国内では一部でこういう場だけのアピールみたいな批判もあったみたいですが、ツンさん達は常日頃からボランティアで様々な活動されていて被災地の片付けなども精力的に行なっているのを知っているから(長野の災害時にはお世話になりました)そんな批判は気にならないし、様々な国の人々にJapan respect と声を掛けられて日本人として誇らしい気持ちになりましたよね。

ただ、日頃の自分がリスペクトに値する人間かどうか…改めて自分自身を見つめ直さなきゃねって気持ちにもなりました。

ワールドカップってサッカーの大会ではあるけれどそれ以上に世界中の人と出会い、そして日本を、自分をあらためて感じる場なんだなと思ったカタールでした。

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