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最高の結末(ワールドカップ観戦記)その⑥

アルゼンチンの優勝とメッシのMVPで幕を閉じたカタール2022ワールドカップ、一進一退の手に汗握る素晴らしい決勝戦でした。

ワールドカップトロフィーがチームと共にアルゼンチンへ渡りブエノスアイレスの街が異常とも思える程の熱気に包まれるさまは羨ましい様な怖い様な。人口300万人の都市に、なんと500万人が集まった眺めはまるで映画を観ているような、別世界のお伽話のワンシーン。


ブエノスアイレス

世界中のサッカーファンが、メッシと言う稀代の英雄が伝説になる瞬間の目撃者になったワールドカップ、初のイスラム圏12月開催で様々な問題も有りましたが近代のワールドカップ史においても最も成功した大会になったのではと思います。

自分的にも日本代表の躍進、松本から羽ばたいた前田大然の活躍、20年ぶりの現地観戦と、色々トラブルも有りましたが最高に楽しめたワールドカップになりました。

アフメドビンアリスタジアム


その理由を色々と考えたのですが、まずは12月開催で選手達がトップコンディションだった事。その分怪我で出場辞退した選手も多かったですけれど、間違いなく面白い試合や素晴らしいプレーが多くなりましたし、ベテランのスター選手達の活躍も光りました。

カタールが惜しみなくオイルマネーを注ぎ込んで(前回ロシア1兆3000億に比べ今回カタール34兆円のおよそ30倍)整備したメトロなどのインフラや新しいスタジアム、膨大な渡航者を受け入れる宿泊施設、デジタル技術を駆使したチケットシステムなど、運営に難があった感は否めないけれど概ね成功だったのでは。

無料で乗り放題のメトロは日本製
974スタジアム
無料で楽しめるFANFES
リゾートスポットTha Pearl
入場から売り買いまでスマホで完結

実際に現地で感じたホスピタリティや治安の良さ、お酒をそれ程飲まない自分にとっては宗教上のアルコール無しも治安の良さや街の綺麗さ、不快な出来事に遭遇する確率が低くなってプラスの面が大きいなと思いました。

おそらくこんな一都市集中開催、採算度外視のワールドカップは最初で最後じゃないかな?その大会に立ち会えた事に今、あらためて喜びを感じています。

4年後も凄く楽しみなんですけど、まずは来年の山雅の開幕もやっぱり楽しみだな。世界の舞台でスポーツの素晴らしさを沢山体験してきたけど、やっぱり地元のクラブが一番だな!とも思います。ありがとうカタール、そして頑張ろう松本!ですね。


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