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経済格差と移民政策(カタールワールドカップ観戦記)その④

今回のカタール滞在で思い知らされた事の一つに日本人て本当に貧乏になったなぁ…って事なんです。

なんせカタールの物価が高い。ワールドカップ期間中のぼったくり価格ってのも有るのでしょうが厳しかった。

このペットボトル一本400円。ハンバーガーセットで食べて2500円とか当たり前で。
ホテルも最安値の風呂もトイレも無いテントで3万円からとかね。

ライーブ君とミニトロフィー

FIFA公式ストアで買ったミニトロフィー6千円、小さいライーブ君は5千円、どれも高くてとてもお土産まで手が出なかった…

途中のシンガポールやスリランカの空港での食事も高かったなぁ。若い頃は海外行くたびお金持ち気分を味わえたけど、今は日本の貨幣価値や競争率が落ちている事を身に染みて感じましたね。



カタールは人口の9割の人がアフリカやアジアの貧困地域からの出稼ぎ移民なんだそうで。

ホテルのセキュリティの方

この方もケニヤからの出稼ぎでワールドカップが終わったら仕事が無くなるから職探しをしなければって言ってました。

ハリファで会ったシンバ君はウガンダからの出稼ぎ移民で造園業をしながら母国の家族に仕送りしてて月給は4万円で生活が厳しいんだって言ってました。

シンバ君はスペイン戦の時に会場で会ったんだけど、彼はウガンダでサッカーやってたからどうしてもワールドカップを見たくて何とかチケット入手して試合に来たそうです。

今の月給4万円から抜け出す為に日本の仕事を紹介してくれないかって頼まれたけど、今の自分じゃ人の人生預かれないな。

どなたか21歳のアフリカのサッカー選手雇ってくれる方居ないかなぁ?月収14万位の仕事付きで...インスタ交換して有るからすぐ連絡取りますよ!


実際カタールの物価で月給4万円は相当厳しいと思う。今回のワールドカップ開催にあたり移民の強制労働問題なども報道が有りましたね。

1割のカタール人を9割の移民が支える形は我々日本人には分からない社会構造ですけれど、これからの日本が抱える問題でもあるのかもしれませんね、そんな事も考えさせられたカタールでした。

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