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初詣とスガキヤ

新年明けましておめでとうございます。
去年の終盤からお世話になりました。
今年もよろしくお願いします。

例によりヘッダーの写真は関係ないので
こっちの写真を見てほしい。

そう。神社だ。
元日に初詣にいってきたのだ。
場所は三重県だから伊勢神宮というわけではない。
同じ津市にある神社だ。

「同じ津市」というとなんかご近所感満載だが、
車で1時間半はゆうにかかる。

津市って平成の大合併でいくつかの町村が
旧津市に吸収合併されて巨大化したのだが
その結果、

北は鈴鹿サーキットのすぐちかくまで勢力を伸ばすことに成功した。
将来的には「サーキットは津市にあります」と言い出すかも知れない。

南は松阪市の入り口まで到達した。
何年かすると松阪牛は「津ぅの牛」になるだろう。
ちなみに「津ぅ」というのは現地の正しい発音だ。
津はうなぎで有名なのだが、「津ぅのうなぎ」となっておる。

東は海だ。これは仕方あるまい。
さすがに伊勢湾を「津湾」にするほどあつかましくはない。

すごいのは西だ。なんと奈良県との県境あたりまで来た。
ただここには伊賀(伊賀市・名張市)という強大な勢力があるから
奈良県進出まではいかないであろう。

前置きが長くなった。
我が家がいつも行っているのは、この奈良県との県境に近い神社になる。

昔修験道の行者が修行をしていたらしい。
滝行もできますぞ。(やったことないけど)

それにしても「レッ津ゴー旅ガイド」というネーミング、
すごくベタである。ちょっとハズイ。


今年は天気もよく、暖かかったのでいい初詣やなと思っていた。

ところが参道を歩くと何やら雰囲気が違う。

「屋台がおらん」

そうなのだ。例年いくつか出ている屋台がひとつもない。
毎年よもぎ味の大判焼きを買うのだがないわけ。
これは帰り道の楽しみがない!軽いショックだ。

さらにこれまた毎年楽しみにしている
テレビとかゲーム機とか、豪華景品が当たる
富くじもやってない!
ちなみにこれまで毎年やって一番すごい景品は
「凧」であった。
今年こそはプレステ5だと思っておったのに。

他にもこれまで破魔矢とか熊手とかお札とかの売り場を
正月のときだけ臨時で開設していたのだがそれもない!

なんか全体的に寂しいのだ。
参拝客はいつも通りなのだが、なんか寂しい。

とはいえ、参拝が主目的。
そちらも無事にすませることができた。
うんうん。これでいい。大判焼きのために来ているのではないのだから。

最後にお守りとお札を買う。
大人4人のお守りの車2台+バイク1台の交通安全のお守り、
ワンコたちのお守りと来て神棚に飾るお札。
結構買うものがある。
そして破魔矢とか熊手を買うのだが、
今年は熊手にすることにした。

さっきも言ったように、臨時の売り場がない。
従って、いつもお守りを販売しているところに
凝縮されている感じになっていた。

このお守り売り場もなにやらいつもと様子が違う。
例年、若い人が3~4人で担当をしている。
多分神道系の大学生のアルバイトだと思う。
その若い人が今年は全然いない。

売り場は女性二人で切り盛りしていた。
その女性も「急遽担当してます」感が強い、
なんというか近所のオバチャンみたいなのだ。

すごく違和感はあったが、必要なものがゲットできればいい。
ところがだ。

「いつも買っているお守りがない」

そうないのだ。ていうか全体的に種類減ってないか?
そんな印象を受けたのだ。
そう感じたのは私だけではなかった。
他のお客さんも

「いつも~*+?なお守り買ってるんですけどないですか?」

そう聞いていた。
だがオバチャンたちはうまく答えられない。

うちの奥も似たような質問をしたが
よくわかないというか「今日はありません」的な返事だった。

お札も目の前に並んでいないのでわかりにくい。
まあ一応「お札欲しい」と伝えたのだが、
「家内安全ですか?」と答えが返ってきた。

なんかこの時点で結構「あまり突っ込んでもなあ」と
思いはじめていたので

「はい。それでいいです」

と答えてしまった。
すると予想外の質問がここで飛んできた。

「白と赤がありますがどちらですか?」

白?赤?
いやこれまで白しか買ったことないぞ。
でも赤があるということはなんか意味があるんか?
そこでオバチャンに聞く。

「どう違うの?」


これ聞いてはいけない質問であった。
オバチャン「え。あ、う」と返事に困っておった。

「あ!いいです。白ください」

変な質問してごめんよ。オバチャン。

このあとも買った熊手を完全に忘れられてたり、
なかなか神社でしない体験ではあったが、
今年も、気持ちよく参拝をさせていただきました。
1年またよろしくお願いします。
それにしても何かあったのだろうか?気にはなる。


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さて!初詣が終わったら、次はランチ!
さて?どこにしようと道中悩んでおったが
世間はなんといっても元日。
空いているお店も少ないわけだ。

そこで最終的に判断したのは
三重県民ならではのチョイス

「イオンにいこう」

これだ。
実は毎年このパターン。
初詣のあとはイオンに行く。
今年はこれを崩したかったのだが、
もう店探しに疲れていたので
「イオンでいいや」ってなってしまった。
リサーチしておけばよかったな。

このイオンだが、少し規模が小さい。
なので飲食店もそんなにない。
ていうかここ数年で何店舗が閉店になっていて
そこに新規オープンする気配がない。
携帯ショップやらイベントホールになってたり。
ぶっちゃけ選べるのはこういう感じ。

・ラーメン屋さん(確か博多系?)
・カレー屋さん
・サーティワンアイスクリーム
・スガキヤ

ラーメン屋さんが満席だったので断念。
残りの3つはフードコートにある。
さすがにアイスはあかんやろ。

となるとカレーとスガキヤの一騎打ちだ。
悩むこと数秒w
勝者はこちら!

そう。スガキヤだ!
東海地方のソウルフードだ。
ご存知ない方に説明しよう。

スガキヤとは名古屋発祥のチェーン店で
ラーメンと「甘味」を提供している。
イオン系なら必ずといっていいほどフードコートにある。

とにかく東海地方に住んでいたら
絶対に一度は食べたことがあると思う。
特に中高生のころはマストアイテムだ。

人気の理由は「美味しい」もあるが
なんといってもそのコスパだ。
写真は「肉入りラーメン」。
いわゆるチャーシュー麺であるが、
これで500円である。

今回はセットメニューで五目御飯と
ソフトクリーム(上だけ)が付くのを頼んでみた。
それもプラス310円だ。

ちなみに奥がたのんだのがこれ。

ラーメンと五目御飯とサラダがそれぞれハーフサイズで
ここにソフトクリームがつく。
これで確か590円だ。すごくない?

つまりだ。
夫婦で

チャーシュー麵 1
ラーメンハーフ 1
サラダ 1
五目ごはん  並 1
五目ごはんハーフ 1
ソフトクリーム(コーンなし) 2

これだけ食べて、1400円。
そりゃあティーンズもリピーターになるよ。

ちなみに私が中学生のころは、

ラーメン 140円 (現在:390円)
肉入りラーメン 210円 (現在:500円)

だったので、2つ頼むというのが定番だった。
あれから45年とかたってるんだけど
値段、頑張ってると思う。

通常ラーメン屋さんとかに行くと
やっぱり1000円前後になってくる。
それが当たり前の世の中でこの価格はすごい。

そしてスガキヤといえばこれだ。

ラーメンフォークというヤツ
これさえあれば、箸とレンゲがなくても
ラーメンを食べることができるという代物だ。
なんでも割りばし大量消費に心を痛めた千代社長が
昭和53年に開発をしたらしい。
今の世の中なら絶賛されること間違いなしだ。

使い方はこんな感じだ。

これね、正直食べにくい(笑)
この前テレビでもやっていたけど、
これだけで食べる人ってほんといないらしいのよ。
箸の使い方がかなりアカン感じの私だが
ラーメンフォークはもっとアカン感じになる。

今回はこれだけで行ってみようと思ったが
やっぱり食べにくかった。

ただテレビの調べによると、子供たちには
「食べやすい」と好評らしい。

イオンにあるから、買い物ついでによれる、
コスパが高くて美味しい、
がっつりラーメンじゃなくてもスイーツもある、
キッズたちも食べやすい、
ティーンズの財布にもやさしい。

スガキヤは半世紀前と変わらぬスタイルで
今も頑張ってくれている。
ときどき、どうしても食べたくなるときがある。

我々にとってのソウルフードはこれから先も
ずっと受け継がれていく。
こんな風に幅広い世代に支持される企業って
ほんとステキだと思う。

元日のランチタイム、ラーメンフォークと格闘しながら
ふとそんなことを考えた。
そしてレシートの下側に1月8日までの限定サービス券がついていた。

 肉4枚無料

こ、これはいかねばなるまい(笑)

追伸1
私はスガキヤといえばこれが定番だ。
すごくシンプルだけどいいよ。これ。

追伸2
そういえば子供のころ、あまりにスガキヤが安いので
「ヘビでスープを作っている」みたいなウワサがあった。
でも考えてみたら、それだけヘビを捕まえたりする方が
かえってコストが高くなると思う。