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億万長者が喉から手が出るほど欲しいもの〜世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業〜

億万長者が集う『学校』、ワンワールドアカデミー

ワンワールドアカデミー

インドのチュンナイという街に世界中の億万長者が集まる「心を学ぶ」ための学校があるんだとか。

その名はワンワールドアカデミー。5日間の授業で、事前に詳細を知らされずに開催されますが、毎回100人近い受講生が集まります。

しかもその100人は全員ただ者ではなく、フォーブスの長者番付に載るクラスの大富豪、ハリウッドスター、世界的企業の経営者などなど超大物しかいないそう。

中にはアラブ国王のご子息が身分を隠してまでその「授業」を受けに来るほど

そんなことが書かれている著書『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業』は誰もが抱える心の問題を、美しい状態に戻すためのレッスンを教えてくれます。

本書では将来に対して不安になったり、落ち込んだり、イライラを人にぶつけたくなったり嫉妬したり・・・

そのようなネガティブな感情や自信の喪失、悩みはなぜ起きるのかを解説し、そんな状態から「美しい心」を取り戻すためにはどうすればいいのかを教えてくれます。

「美しい心」と「苦悩の心」の違い

美しい心

本書では「美しい心」とは心の底から生まれる「美しい意識状態」のことを言います。

具体的に話すと「心に何の曇りもないスッキリとクリアな感覚」で、この状態では

・感覚が研ぎ澄まされ、人の心の機微や変化に気づくことができる
・思考がクリアになり、物事の判断が早くなる
・心の底から幸福感や満足感が湧き上がってくる
・自然と感謝の心が生まれてくる

と言った特徴があります。

このような意識状態になる瞬間は

・自分の子供が生まれた時
・仲間と協力して何か成し遂げた時
・登山で頂上にたどり着いた時

などがあげられるでしょうか。例えば苦労してたどり着いた頂上にたどり着いた時、ふつうのおにぎりでさえ「格別な味」がしないでしょうか?「美しい心」の状態は味覚でさえ敏感になるのです。

なぜこの状態が起こるのかというと、人は上の状態でいる瞬間は「過去」に囚われるのではなく、将来を考えるのではなくただ、「今この瞬間」に集中しているからです。

目の前のことに集中している時、人間はネガティブな感情は一切生まれません。

また「美しい心の状態」でいる時は、ワンコンシャス、つまり相手や周りの物事を含めた考えができます。

「苦悩の心」は「美しい心」ではない時全てのことをいいます。

「苦悩の心」の状態になると、私たちは全てのことを「自分中心」でしか考えられなくなります

つまり、苦悩の状態でいる時は、アイコンシャス、つまり自分を中心に物事を考えられなくなります。

であれば、

・自分の心の声に気づき、
・そこにどれだけ自分中心の声があったのかを割合で示し、
・なぜそう考えたのかを判別し、
・正しい行動を考えれば

より多くの時間を「美しい状態」でいられる、というのが心の授業のレッスンです。

「美しい心」を作る4つのステップ

ありがとう

そんな「美しい心」を作るには

1.自分が苦悩の状態であることに「気づく」
2.頭の中にぐるぐる巡っている心の声を見つけていく
3.自分中心の思考に気づき、しがみ付いている理想像を手放す
4.自分や相手にとってふさわしい行動を選択する

と言った4つのステップを経ます。

ネガティブな感情が起こったら「あれ、今自分の心は苦悩の状態になっているぞ」、と気がつき

「なぜ自分がこんな仕打ちにあっているんだ」
「こんな会社なんか潰れてしまえばいいんだ」
「あの人なんていなくなればいいのに」
と言った心の声を一つ一つ拾い上げ(15個が目安)

その「心の声」に自分中心の声が何%あったかを確認し、そこから自分が抱いている「理想像(べき思考ともいう)」を特定し(自分がどこに嫉妬するのかを特定するといい)

自分の中にある「理想像」を特定したら、そこから離れ、自分と相手にとってより良い行動をすること

で嘘のように自分の心が軽くなります。「自分の理想像」がわかると、自分の苦悩に陥るパターンが徐々に分かってきます。

分かってくれば対策を打てばいいのです。苦悩の正体は無意識に抱いている自分の「理想像」なのです

そんなレッスンが書かれている本ですので、生きづらさを感じている、特に真面目な方には強くお勧めしたいです。


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