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第二領域が肥大化。目的地の不在と劣後順位の話。

タスクを書き出して、その重要度を仕分けている最中だ。とにかく、こういうことが好きで、仕事をしていない時の大半は本を読んでいるか、タスクを書き出したり計画をたてているかのどちらかだ。

7つの習慣で学んだ分け方「第一領域:重要で、かつ緊急」「第二領域:重要だけど緊急じゃない」「第三領域:重要ではないけど緊急」「第四領域:重要でも緊急でもない」に書き出したタスクを一つ一つ分けていく。

いま、この本を読んでいるので、タスクをフセンに書き出してみて、コツコツ仕分けている。これがけっこうおもしろい。

大切な「第二領域」

多くの人は、第一領域と、第三領域、つまり、緊急事態に振りまわれて一日を終えてしまう。

そこで、とにかく「第二領域:重要だけど緊急じゃない」の時間を取り分けていくようにと勧められることが多い。緊急ではないけれども、自分の価値観にとって大切なことを優先していけば、確実に人は進歩するからだ。そして、第二領域は意識しなければ、一生できない。そこで、急がないけれども大事なことを、どんどんとフセン化していく。

ということで、大量のフセンを分けてみて気づいたのだが、意外なことに、私はタスクが「第二領域」だらけになってしまった。つまり、あれもこれも、やっておくといいよな~。これも重要だよなぁと思っているのだ。

あらゆるタスクが第二領域で滞留し始めて、なんだかおかしいなぁと気づき始めた。つまり私は「なんでもかんでも重要だ」と考える罠に陥っているのだ。第二領域は、自分がコミットできる「本当に重要なこと」に絞らなければならない。そこで大切な考えが「劣後順位」という言葉だ。

劣後順位で整理する

「優先順位」というのは、大切なことを決めてそれを行うこと。それに対して「劣後順位」とは、しなくてよいことを見極めてそれを行わないこと。つまり「捨てる技術」のことだ。

私の場合は、なんでもかんでもできないことを悟らなければいけない。実は本心では、本当に重要だと思ってはいないものを、カットするのだ。

そこで、第二領域に掲げたものの中で順位をつけていくことにした。そして、TOP3だけ残し、あとはバッサリ切ろうと。そうすると、大事だなと思っていても「今は必要ない」ことというのも見えてきた。

例えば「英語を話せたらいいよな~(特に使う予定はないけれど)、だから、これは急ぎではないけれど重要なことだよな」と英語の勉強をタスクに入れてしまうようなことがあった。でも、これは単なるあこがれに類するもので「重要なこと」ではない。つまるところ、目的地がはっきりしていないのだ。

目的地を決める

自分の目的地・どこに行きたいのかがはっきりしていないと、タスクの仕分けさえできないのだった。神メンタルの本を読んだ時に、痛感したけれど、目的地を決めずにタスクを処理しようとするのは、飛行機が空を飛び立ってから「どの空港に着陸しようかしら」と考えるくらい不合理なことだ。

目指すべき方向性と、目標地点がはっきりしていない人にとっては「何が重要なのか」さえわからないのだ。改めて自分のふらふら具合にノックアウトされてしまったよ。


大人のADHDグレーゾーンの片隅でひっそりと生活しています。メンタルを強くするために、睡眠至上主義・糖質制限プロテイン生活で生きています。プチkindle作家です(出品一覧:https://amzn.to/3oOl8tq