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【BIM】RevitのアドインでStabroとSeACDを使用💽(MEP/設備)

stabro for revitは、AutodeskのBIMソフト『Revit』で国内基準の熱負荷計算を可能にするソフトウェアです。
seacd for revitは、AutodeskのBIMソフト「Revit」で空調・換気機器を選定するソフトウェアです。

サブコンなどではこの2つを用いている企業さんは多いのではないでしょうか?
revitでもアドインとしてこの2つを使用する事ができます。


1.stabro for revitの特徴

引用:株式会社イズミシステム設計


国内で標準的な建築設備設計基準に基づいた負荷計算が可能です。
revitには熱負荷計算機能がありますが、計算基準が米国のアシュレイという基準になっています。そのため国土交通省基準で熱負荷計算を行いたい場合はStabroを用いるのがおすすめです。


外部連携ではなくRevit上でアドオンとして動作し、多くの情報連携が可能です。


全ての作業を1画面に集約し、使いやすさを徹底追及しています。


建築設備設計基準に掲載されている地区データや機器の消費電力、発熱量を標準搭載しています。


熱負荷計算書や集計表等の各種帳票を印刷やExcelファイルで出力できます。


計算結果をRevitの共有パラメータに戻し、機器選定等での活用が可能です。

※stabro for revitは、2023年12月末をもって新規販売を終了いたします。後継製品は、設備BIMクラウドサービスB-LOOP (B-LOOP for Revit) です。


2.seacd for revitの特徴

引用:株式会社イズミシステム設計


Revitと諸元情報を共有し、メーカーのカタログデータでの選定が可能です。


Revitから室情報等を連携して機器選定を行い、機器表、系統図を自動生成します。


選定した機器情報は、ファミリとしてRevitに自動配置されます


負荷計算は、簡易計算と詳細計算が可能です。
選定結果は、機器表や系統図としてExcel、CAD形式で出力できます。


3.空調設計のワークフローの変化

引用:株式会社イズミシステム設計
引用:株式会社イズミシステム設計

従来の空調設計のフローではあまりにも多くの手間が発生していましたが、revitアドインを用いる事で使用するソフトはrevitのみで完結できます。

これにより従来より作業にかかるコストを削減する事が可能になります。

さらに選定結果は機器表や系統図としてExcel、CAD形式で出力できるので、発注時や施行時にも非常に活用できます。


4.B-LOOP BIMクラウドサービス

引用:株式会社イズミシステム設計

B-LOOP(ビーループ)は、BIMモデルと空調設計や省エネ計算ソフトのデータ連携を支援するクラウド型連携支援ツールです。
stabro for revit単体での購入はできなくなり、B-LOOP(ビーループ)でのみ利用可能となります。

Revitデータをブラウザ型CAD「CADECT(キャデクト)」で簡易空間モデル化⇒ 空調・省エネソフトに必要な諸元情報を生成し、クラウド経由で連携。

設備CADのRebroとも連携でき、サブコン使用のソフトとも連携させる事が可能となりますが、将来対応の機能となっています。


いかがでしたかでしょうか。
設備設計を行う上でコスト面や利便性向上、協力会社との連携などのメリットがあればrevit導入もしやすくなるのではないでしょうか?

Rebroとの連携がスムーズにできるようになればrevitの活用はさらに進むと考えています。
開発元のイズミシステム設計さんにはこれからも頑張って頂きたいですね✨

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