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めけラヂオ配信後記~黒歴史

第347回
配信日:2019/9/29
タイトル:雑談黒歴史ばなし
トークテーマ:黒歴史
キーワード
○永井豪展
○めけとザンボの黒い話
○人に歴史あり 巨匠の失敗

オープニングトーク・・・アーカイブその1
アーチスト情報
★トークテーマキーワード1・・・アーカイブその2、3
 永井豪展
★トークテーマキーワード2・・・アーカイブその3、4
 ザンボキッチン~山崎貴監督~ナウシカ
★トークテーマキーワード3・・・アーカイブその4
 スピルバーグ監督 1941
次回トークテーマ:乗り物

 相方のザンボとFBで繋がって(知り合ったのはさらにその10年前くらい)ちょうど8年目という日に、上野の森美術館で開催されていた永井豪の『永井GO展』の最終日、運命に導かれるように僕らは上野に向かいました。

 そんなこととは関係なく、この日のトークテーマは『黒歴史』をテーマにお勧めしたいけどお勧めできない作品を集めてフリートークしましょうということになっていたのですが、まさにその題材にピッタリなのが、『ハレンチ学園』、『デビルマン』、『マジンガーZ』、『キューティーハニー』と数々の名作を世に生み出した永井豪の美術展。

 いやはや、まずは楽しかったです。

 永井豪との出会いは小学っこう低学年にテレビアニメのデビルマンやマジンガーZであるのですが、漫画家としては、もう少し遅く、中学生くらいだったでしょうか。

 原作のデビルマンのあまりに衝撃的な内容と同時に、『けっこう仮面』や『花平バズーカ』というエロティックでコミカルというか、ナンセンスというか、ぶっ飛んでいる作品に出会うわけなのですが、まぁ、誰もがみんな知っているけれど、ちゃんと読んだらすごかったみたいな、人によってはトラウマになるだろうなぁと、或いは嫌悪感を覚えるかもしれないなぁという作品群。

 手塚治虫、石ノ森章太郎、赤塚不二夫、どの系統にも属さない、独自の永井豪ワールドを上野の森美術館で堪能し、アメ横で屋台に入って、永井豪話で盛り上がった結果、こんな配信になりました。

 ザンボと駅で別れてからの1時間あまり、僕は原稿を総入れ替えし、いざ、配信に望んでわけです。

 黒歴史――その言葉が認知されたのは、∀ガンダムという作品、つまりガンダムの宇宙世紀のなかではすごく未来の話の中で、かつてモビルスーツによって起こされた人類の戦争の歴史を『黒歴史』としたところだと承知しています。

 要は書くしたい過去であり、なかったことにしたい過去というわけですが、創作の世界においては、黒歴史的な話には枚挙にいとまがないのは、いわゆる”しくじり先生”的なものがバラエティ番組になるくらいですから、数多あるわけです。

 永井豪という漫画家においては、廃刊になった雑誌を含めてすべての少年誌に掲載経験を持つ唯一の作家という輝かしい歴史があります。

現存する四大週刊少年誌(週刊少年ジャンプ、週刊少年マガジン、週刊少年サンデー、週刊少年チャンピオン)及び、休刊した週刊少年誌3誌(週刊ぼくらマガジン、週刊少年キング、週刊少年宝島)全てに連載経験を持つ唯一の漫画家でもある。

 しかし、その中にはまぁ、いろんな作品、完結しなかったもの、社会的に批判を浴びた物、さまざまです。

 ということで、僕らがその中でも注目したのは『けっこう仮面』だったわけですが・・・

顔を隠して体を隠さない怪人少女「けっこう仮面」が、スパルタ学園内で行われる体罰から女生徒・高橋真弓を助け出す。
変身ヒロイン物であるにも関わらず「けっこう仮面」の正体が読者にも知らされず、作品中で様々なヒントが投げかけられる独自の作風を貫いている。正体と思われた人物は次々と否定され、最終話で真相が確定するが、豊福きこうとの対談で作者は途中まで何も考えていなかったことを認めている。

 お察しの通り、『けっこう仮面』は『月光仮面』をモチーフにしたエロパロディマンガ。

 別にこれが黒歴史というわけではないですが、なぜ永井豪がデビルマンを生み出せたのかを紐解くには、ギャグ漫画でデビューから『ハレンチ学園』で大ブレークし、そこで何が起きたのかを検証する必要があり、今回はそのあたりをザンボと面白おかしく紹介できたかと思います。

 ザンボ☆キッチンは餃子定食・・・現場に居合わせた僕は、写真の撮り方が違うだろうといろいろ注文を付けたのですが、まぁ、いつもの感じでした。

 次に「ALWAYS 三丁目の夕日」で日本映画界で確固たる地位を築いた山崎貴監督を取り上げました。

『ドラゴンクエスト ユア・ストーリー』はかなりの物議をかもしましたが、次回作『ルパン三世 THE FIRST』はどうなることでしょう
 注目です。

 ザンボからはこちらの映画のポスターが紹介されました

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 タイトル WARRIORS OF THE WIND

 僕もなんだかわからなかったのですが、これ、なんとあの『風の谷のナウシカ』の北米ビデオパッケージ!

 どうしてこうなった?

 突っ込みどころ満載です。

 そして最後に巨匠の黒歴史としてこちらの作品を紹介しました。

 この作品がどう黒歴史だったかは、こちらのサイトをご覧ください

ということで、来週は乗り物!

昨日、バーで飲んでいた時に、「最近の仮面ライダーは何にでも乗るのね」なんて話で盛り上がりました

ヒーローと乗り物は切手も切り離せないし、なかにはとんでも設定なの乗り物もいっぱいありますよね

お楽しみに!

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