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先輩と飲んで考えた、仕事について。

会社の先輩に誘われて飲みに出かけた。

わたしがピヨピヨの若手だった頃から非常にお世話になっている先輩だ。

お酒を飲みながら、わたしの課題点や買ってくれている部分などを色々話してくれて、ほんとにわたしのことを信頼してくれてるんだ、と思って嬉しかった。いろんな楽しい話もした。

正直、いろんなことがあって先輩に対して愚痴めいたものがあった時期もあった。
それだけ深く接してきたともいえるのだが。

けれど、プライベートでも仕事でも、何を相談してもこんなにわたしのことをしっかりと考えて叱ってくれたり、アドバイスをくれたりするのはこの先輩だけだ。

いろんな損得勘定で動く人がやっぱり会社には多くて、どんなに仲良くなってもなかなか心から信頼するには至らない。こわい。
でもこの先輩は、本当に真っ直ぐに人と接してくれる。

***

今あんまり会社の状況が良くなくて、すぐつぶれるってことはないけどもう目の前に倒産が来てるくらいの状態で。

そんな状況が続く中で、売上のこととか考えるのがいろいろしんどくなってきて。
第二新卒から5年近くお世話になってきたこの会社を、辞めたほうがいいのかなと思ったこともほんのちょっぴりだけど、ある。

できる人や中堅層がどんどん辞めていくのをみていると、まるで沈没船から脱出していくようだったから。

だけど、わたしをここまで成長させてくれた会社でもある。働いている人たちもいい人が多い。

そんな中で倒産の危機を迎えて、じつは不謹慎だけどちょっと楽しみというか、やる気の出ている自分もいる。

ここで会社を立て直せたら、社会人人生の中ですごく貴重ないい経験になるし、みんなとの一体感も増えて仕事ももっと楽しくなるかもしれない。

それに、人を雇い、会社を経営するってすごく大変なことだ。
それを社長が、責任持って背負ってみんなの幸せを想ってがんばっている。
ある若手のできる人も、めちゃくちゃ高いハードルを乗り越えようとしている。全員の前で決意表明していたが、ものすごいプレッシャーだったはずだ。

会社がわたしの人生を保証してくれるわけじゃないから、本当の本当につぶれそうになったら、わたしは船から降りるかもしれない。
だけど今は、精一杯がんばってみてみんなで1つの大きな壁を乗り越えてみたいと思っている。

今の自分は今しか生きられないんだから、プライベートもしっかり楽しむことは忘れないようにしたい。

先輩のおかげでそんなことを思った月曜の夜だった。
月曜から飲みは少し辛いと思っていたけど、考えたことぜんぶ明日からの仕事に活かせるから、案外わるくないな、と思った。

スペアリブ美味しかったなあ。

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