去年くらいから、会社に「残業時間を減らせ」と言われる。

わりと、社員の健康やプライベートな生活を重視してくれる会社なので、わたしのために言っている部分はもちろんあるだろう。

でも本当のところは、36協定を破るとまずいから言っているのだ。

法律の詳しい内容はよく知らないけど、時間外労働を月45時間までしていいはずなのに30時間でも口酸っぱく言われる。

わたしだって、早く帰れるものなら速攻帰るさ。
でも残業しなくちゃいけないほどたくさんの仕事を与えているのは誰ですか？とどうしても思ってしまう。

そりゃ、もっとできる人ならこれくらい時間内に終わるのかもしれない。
けど一人一人にキャパってものは必ずあって、キャパオーバーぎみなのは誰が見ても明らかだ。

だけど、わたしの仕事の役割をする人は少ないからわたしがたくさんの案件を抱えるしかない。
もちろん他の人でもっときつい仕事をたくさん持ってる人はいる。
でもその人はその人、わたしはわたしで「大変なこと」には変わりはないはずなので、堂々と愚痴りたいと思う。

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残業を減らすために今できることは、とっくにやってる。
人に頼むとか、無駄な作業を減らすとか、クライアントから急に頼まれた仕事を言うなりに対応しないとか、常にフルスロットルで動く、とか。

でも、珍しく人に頼んでみたらその人がわたしみたいに忙しくなって罪悪感を感じてしまったり、クライアントを優先せざるを得ないこともあったり、しょっちゅう話しかけてくる人が目の前にいて全然集中できなかったりして、なかなかうまくいかない。

残業が長引く原因には、仕事のあと予定がない、ということも大きいかもしれない。
子育てママ・パパみたいに愛しい子どもが待っているわけでもない。
一人暮らしの人や夫婦みたいに、家事をしなくちゃいけないわけでもない(実家暮らしなので)。
かといって、習い事を入れたりすると間に合うか間に合わないかで焦って精神的にきつい。

わたしが一番残業を減らしたいと思っているけど、減らせと言われることのストレスもちょっとは考えてほしいな、と思う。

わたしとしては、会社の業績も良くないなか、できる限り自分の力を出し切って、少しでも売り上げにつなげようという気持ちでがんばっているのに、そのあたりのフォローもほとんどなくただ減らせと言われても、何のために頑張っているのか…という気持ちにもなるというものである。
今の職種歴も短いので、最初は辛くてもあとあと自分に返ってくるから、今のうちにたくさんのことを吸収しておくべきだという気持ちもある。

あと、月200時間残業している人の話など見ると「web業界で月30時間なんてめちゃめちゃホワイトじゃない？」と思う自分もいる。
自分よりひどい人を見て安心するのはよくないのだろうけど。

「残業を減らせ」という前に、こちらが出しているSOSに耳を傾け、残業が増えている理由をちょっとでも考えてみてほしい。
わたしだけが減らそうと思ったって、減らせないものは減らせないのだから。

今回のnoteはちょっと愚痴っぽくなってしまった。
けど、なんだかんだいっても会社のことは好きなので、うまく折り合いをつけて減らしていかないとね、とは思っている。

ちなみにわたしがいくら残業しても、残業代込みの裁量労働制で働いているため残業代は一円たりとも増えないことだけ、おことわりしておく。

＊photo
会社の後輩とカフェに行ったときの景色。
もうすぐなくなるビブレ(福岡のデパート)が写っている。
福岡にはじめて来たとき、天神にたくさんのデパートがあって驚きつつも楽しくて、住んでからもたくさん通った。
でもそんなデパートたちがもうすぐほとんどなくなってしまうからさみしい。